最初のページを読み終えたあなたは、奇妙な感覚に囚われた。
好奇心旺盛なあなたは、思わず次のページへのリンクをクリックする。
「……? なんだこの感覚は」
あなたは戸惑ったが、導かれるように次のページへと進む。
「なんだろう、この妙な中毒性は……」
戸惑い、まばたきが止まらないあなた。
ふと、時計が気になった。
もうこんな時間。
そろそろ寝ないと明日の生活に障りが出る。
続きは明日読むことにしよう。
翌日。
一日中、二人称小説のことが頭から離れなかった。
今夜は、とことん読んでやろうとあなたは思った。
この妙な感覚は何なのか。
あなたは答えを求めるように読み進めていく。
なんだろう、この中毒性は。
なんだろう、この囚われるような、奇妙な感覚は。
やがてあなたは気づく。
二人称小説にはまっていることを。
あなたはもう、抜け出せない……