「シリアス＆ダーク」を含む小説

平和そのものの世界で、双子の兄弟である兄レフト、弟ライトがいた。ある日を境に、魔物が溢れ、草木が枯れ、建物が壊れ、瓦礫に。人と人の間での醜い争いまで起こって始末。”ダンジョン”と…

「心臓が止まるかと思うほど美しい」というか「美しさで心臓を止めさせる」を地で行く少女、誘癒乃（いざなゆの）。 そんな危険な彼女の幼馴染であり、気をつけながらも長年、側で見守って…

カアはその余生を昔住んだ家で過ごそうと向かった。その途中で魂が欠けた赤子を拾った。 雨灰と名付け彼女は保存していた死んだ息子の魂の欠片で修復し育てる。 数年後住んでいる死んだ…

或る少女の話です。 フィクションかノンフィクションかは、読み手様にお任せします。 全般的に救いがないです。 身内からの性被害。閲覧注意

　一般企業に勤める沖田レンジは謎の眠気に襲われ、目を覚ますと世界は一変していた。街中にゴブリンが群れなし、市民が惨殺される無秩序な世界になっていたのだ。 　だがレンジは夢の中で謎…

　真っ暗闇で女の子が泣いている。 　こんなところにはもういたくないと、痛そうな声で泣く小学生くらいの女の子。 　気がついたら声をかけていた、ならお姉さんと一緒に海でも見に行かない…

【お知らせ】 今後の投稿計画について、こちらの記事より発表しています。（令和４年１月１日） https://note.com/master_of_alien/n/n9f7c934…

竜に支配された世界で生きる男リンドウは、地下迷宮で竜に殺され、気付くと翼のない劣等竜リザードマンになっていた。 あらゆるものを失った代わりにリザードマンの不思議な力、竜にのみ効く…

ある日、村に聖水が降り注ぎ住人が魔人になった。魔人となるのは罪のある者のはず。村に一体何が起きたのか。魔人にならず生き残ったリゼットは、何もわからないまま大聖堂で魔人裁判を受ける…

私の前に現れた羽虫。常に視界に入り込み、縦横無尽に飛び回る。 どこに行こうと視界に存在し続ける羽虫を私は消し去るために奔走する。

　大陸の西に位置するフラバルト王国〈テール・フラバルト〉。その港町ラ・ブランシュで暮らしていたジェイドとベリル兄弟は、一年前に、東の国々を巡る商船ルミエール号に船乗りとして乗船し…

テオドールは魔術師である。 魔術とは、かつて人類が邪悪と断じた神秘であり、魔術師とは魔術を行使する人を超えた超人である。 テオドールは探偵である。 しかし、それだけでは生活でき…

　呪術師コライダーにより蘇らせられた男、ディー。 　死者となった彼を待っていたのは空前絶後の戦いだった。 　ディーの駆る巨大ロボット──グレイヴリッターがシティのマシンを迎え撃…

色が識別できない姉の目を治すため金を稼ぐ妹。物盗りをしていたが捕まり、センという男に仕えることとなった。 彼女の周囲には墨の雨が降るという。それは姉が見ている景色と同じだ。

リスティンキーラで懸命に生きるケット・シーたちの、取るに足らないかもしれない日常、過去、知られざる苦しみ。その欠片を拾う…… こちらは「デウス・エクス・マキナを殺せ」の番外編で…

この現実世界で死に、何も感じなくなった主人公。 これが『死後の無』かと思ったが、 実は視覚と聴覚がなくなっただけだった。 主人公は残った触覚を通して、 自分を世話する少女の存在に…

平松高志との愛は、出会って半年の間だけの命だった。その愛に今のわたしがあえて名前をつけるなら、 　――『奇跡』だ。 亡くなった平松をこの胸に宿し、わたしは死へと近づこうとする。

本編『やさぐれ魔術師ルカ　自戒の旅路』合間の話や、小話、他者視点の短編やSSなど。 本編ネタバレあり、最新話まで読了推奨。 ©2020　しノ

「ここに居るのは、私が魔女の所有物だから」 　東の森の奥深く、澱んだ湖の畔に建つ古城には、恐ろしい魔女が住むと囁かれている。 　出逢えば腹を引き裂かれ、心臓を抉り取られ、血を啜…

死んでしまった上野木シンヤは天国へ行くことになったが、気づくと見知らぬ世界に飛ばされていた。 見知らぬ地で混乱するシンヤを助けてくれたのは美少女クロエとその兄リュート。二人に案…