「なのかもしれない」を含む小説

――むかしむかし、トキノワ国という国がありました。 そんなおとぎ話とペンダントを残してママは消えてしまった。 それから5年。12歳になった花宮ひいろは、ママの手がかりを探して時…

「大事な話がしたい、部室で待ってる」 想い人であるミサに呼び出された先で出会ったのは、ほかでもない彼女の死体だった。 愕然とする優也の前に、恋敵である夜刃が現れる。 二人がミサを…

社畜の休憩中のすごく短いひとコマ。何も起こりません…がこれから起きるのかもしれない。先輩の性別についてはご自由にご想像ください。

私には幼馴染がいる。小さい頃に結婚の約束をするタイプの幼馴染である。幼稚園から高校まで一緒にいるのだが、まだ告白してくれない。私からするのは嫌なので、いつまでも待つ。そんなある日…

掌篇小説です。大正時代のお話です。もしかしたら「写生」という言葉の方が適切なのかもしれません。

看護師の片倉瑠維は、心臓外科医の世良貴之に片想い中。玉砕覚悟で告白し、見事に振られてから一ヶ月が経った。約束した(つもりだった)花火大会をすっぽかされ内心へこんでいた瑠維の元に、…

ぼくと弟が見た『字の人』は、今もどこかの小学校にいるのかもしれない。

とある町にひっそり佇む『お化け館』の住人、雨夜 龍之祐が語る『ちょっぴり怖かったり、ちょっぴり不思議な物語』 彼が語るお話は、本当かもしれないし、そうでないのかもしれない。 怖い…

大輔は平凡な高校生、だったはずだ。 平穏な日常を壊したのは、一人の招かれざる客。生徒会副会長・水川蛍。 彼女の誘いに応じてパソコン部への入部を決めたことが間違いだったのかもしれな…

　『エレクトリカ』 　その人類に与えられた異能力は脅威に抗う力ではなく、荒廃した世界に人が希望を見出す為の灯火だったのかもしれない… 　突如、安寧を築いていた人類を絶望に落とし…

「そうだ、このゲームの様な世界にはBGMが欠けていたんだっ！」 この物語の主人公ルテットがそれに気付くまで、いわゆる転生で得たはずの新たな人生は何も始まっていなかったのかもしれ…

僕、坂月康太には小学生の頃からライバルだった女の子がいる。 左文字姫花、同じサ行だから隣の席になる事が多い女の子だ。 テストの度に点数を競い、そして負けて悔しがる。 負けた時の姫…

毎日貧血で起き上がると暗く目の前が点滅するので、鉄分入りゼリーを飲んで朝ごはんにしているけれど。満たされないことばかり。誤解ばかり。仕事でうまく立ち回れないことばかり。誰か駄目な…

＊ネタバレ注意 平凡な男子で、平穏な日常を送っていた……はずの、ボク。 そんなボクの誕生日前夜。異世界からの迎えが来ました。 連れて行かれて「王子」と呼ばれ、父が「魔王」だと知り…

夏が近づいてきましたね。毎年この季節になると、ふと思うんです——子供達は、どうしてこんなに水辺が好きなんだろう——って。 大人になると、子供だけで水遊びさせるのがとても怖いんで…

　近年、騒がれている学校教育について。 　義務教育の中には「必要ないのでは？」と思われる科目が多々見受けられる。 　その代表として私が思うのは「古典・漢文」である。 　勿論それを…

当たり前の日常に不平不満はつきものだ！だけど当たり前の日常が本当は一番幸せだったと感じる時にはもう遅いのかもしれない。大切な言葉は伝えておく事。タイミングが肝心だ。チャンスの女神…

現世町（うつしよちょう）は人口減少により空き家だらけの町へと化していた。小学校は来年には廃校になることが決まっており、近いうちに緑市（みどりし）と合併することが決定していた。 何…

　「富、名声、力…この世の全てを手に入れた男、海z((んなもん関係あるかぁぁぁぁ！！ 「うぅ…気を取り直して…」 「この物語は謎の石かm(((まつわらねぇよ！！ 「というのは…

雪が降る夜、パーシルは妻の手を握っていた。 「ひぃ、ひぃ……！　あああああ！」 　その日、妻マリーシャの絶叫と共に、彼女から赤子が産み落とされたのだが……。 「――Ｙ……３……