魔女スカーレットと時計台のひみつ

――むかしむかし、トキノワ国という国がありました。

そんなおとぎ話とペンダントを残してママは消えてしまった。
それから5年。12歳になった花宮ひいろは、ママの手がかりを探して時和町百年祭に来ていた。
居候先の祖母の計らいで かなで と呼ばれる少年と共に百年祭をまわることになる。
途中、不思議な青年に声をかけられ、再び動き始めたという｢時計台｣に行くことになるのだが……。

　――緋色の魔女と白銀の騎士が出会うとき、やがて新たなときが刻まれる。

それは、果てなき冒険の始まりだった。

《ネタバレ注意》

キャラクター設定
・花宮ひいろ……12歳。5年前行方不明になってしまったママを探すため、時和町の百年祭を訪れた。前向きで明るく活動的。だが実は誰にも見せられない弱さを隠し持っている。背が小…続きを読む