「＃自分」を含む小説

乱世の世の中、武力を全てとする国に生まれた第三王子のグレイスは、『世界図書館』という戦闘力の無いギフトを授かってしまった。 　グレイスは『世界図書館』の知識を使用して、自分の有…

　核戦争で汚染された世界が神の奇跡によって浄化され、人類が魔法を手に入れた未来。世界は、魔法文明の恩恵を受ける王国と、機械文明に頼る帝国とに分断されていた。 　両親を失い、祖父…

皆さんは霊媒師、幽霊、呪いについて信じていますか？今起きている出来事や目の前を通った人、自分が生きている人間なのかそれをどう証明しますか？自分が生きている人間だと証明は病院に行け…

※性的表現あり。苦手な方は注意してください。 　こちらはフィンディルさんの自主企画「あなたの小説の方角はどちら？」参加作品です。 https://kakuyomu.jp/use…

これは、何も特別な話ではありません。 容姿は一般的、暮らしだって庶民的、どちらかと言えば貧乏で、スーパーに行くのだって車で5分は掛かり、コンビニは町に1つしか無いといった田舎で育…

エイプリルフール。その日は、嘘をついても責められない日。そしてちょうどその日に義妹が「私……記憶がない。教えて、私と貴方は一体、どういう関係？」 エイプリルフールだから嘘をついて…

人生に絶望したことはありませんか？ 誰かを羨んでしまったことはありませんか？ 自分は何も持っていないと嘆いたことはありませんか？ 誰でも一度は考えたことがあると思います。 なぜ…

自分達で行為など及んだ覚えはないのに、 娘が生まれた。 二重ミステリー＋もう一つ意味コワなものを入れております。 近未来の作品です。 実際に国が発表している"ムーンショット目…

※現在は制作を中断しています※ この世界には魔族という人々がいる。普段は、人間と同じ姿をしているが自分の意志でその姿にすることができるらしい。だけど、自分は魔族の話は噂だけで、実…

都市の図書館の棚から、禁断の知識が記された那の本を引き抜いた瞬間、私は彷徨いと恐怖に苛まれ、自分自身の人生が、狂気の囁きに満ちた別の軌道へと突っ走るのを目の当たりにした。 ---…

書斎の雨戸を閉め切り、うす暗い中で遺作を書いている。来客を拒絶し、鬼籍に入った妻と両親のことを想う。彼は、三人のいるところへ、自分も行くことに決めた。それでも彼は、晴れ晴れとした…

母子家庭で育った桜田恭太（さくらだきょうた）は、幼いころから母を楽にさせたいと勉強に打ち込み、周りから「末は博士か大臣か」と褒められることがあった。父の明敏（あきとし）は恭太が物…

高校一年生の池本カラスウリは、その変わった名前のせいで、幼少の頃から周りの者たちにからかわれてきた。 高校に入学してからもそれは変わらなかったが、ふとしたきっかけでお笑い研究部に…

退職した元魔法少女ヒカリの元に、かつてのマネージャー柊が現れた。 自分を呼び戻すために、彼は訪ねて来たのだろう。 そう考えていたヒカリに、柊は話し始める。 この世界は守るに値…

二年前に亡くなった母へある日突然届いた手紙。 そこには、両親が結婚する前に住んでいた街の住所と「Ｆ２７―６」という謎めいた記号、そしてエイドリアン・フィールという知らない人間の名…

ご主人様である魔法使いが魔獣である自分に「靴」というものを履かせてきた。どうしてそんなものを履かなければならないのだろう。 ＊夢月七海様の同題異話四月号「真新しい靴がステップ」…

　二〇七九年二月三日、或る重大事件の真相が日本へ共有される。遡ること十年前、二〇六九年八月十五日から十八日午前にかけて発生した重大事故、米国西海岸の企業群の通信設備・電子計算機群…

鳴海莉子は新米社会人として疲弊していた。 仕事は忙しいわ彼氏にはフラれるわでツイていない彼女は、ある夜占い師から妙なおまじないを教わる。 理想の人に夢で出会えるなんて子供じみた…

日下部真一は、離婚を気に、少し遊ぶようになってきた。パチンコであったり、風俗遊びなどであった。普通なら、「胡散臭い」という感覚になりそうなのだが、そんなことはなかった。大学時代に…

23歳 女。貝塚 優 会社員。 幼少期から厳しい親の教育を受けた優は物心着く前に自分を抑える事を覚えてしまう。 23歳、就職という節目をきっかけに地元と親元を離れ、気づいたのは「…