「くせもの」を含む小説

　俺と妹の千織は仲が悪い。それはお互い周知の事実で、べつにそれでも構わないって思っていた。だけど久しぶりに会うと妹の様子がどうもおかしい。 　どこか別人みたいに性格が優しくなって…

ギルドを便利にさせるようタブレットが導入 便利にはなったがそれをきっかけに情報が漏れ始める！ この情報漏えいを止めるため、ギルド長が立ち上がる！ ↓前回の投稿↓ 『他人の痛…

誰かを傷つけると、同じぶんだけ自分も傷つく。 そんな素敵な反射世界になってしまった。 でも、その中でも痛みを感じない人が……！？ ↓前回の投稿↓ 『あなたの日常に心は必要な…

まわりのおとなはみんな、「ほんとうのじぶん」ってことばがすきだ。 わたしから「ほんとうのじぶん」をうばったくせに、よくそんなことがいえる。 わたしは、「ほんとうのじぶん」のみつ…

女神アルノーアが作った世界に、彼女の想定外の魔物達が現れた。 苦戦する女神とその使徒たち。 この世界にはない力を持つ者に助けを求めるため、異界からの召喚魔法を使う女神。 しかし…

ウチカドココネはどこにでもいるＪＫである。 ある夜のこと、帰宅途中に襲ってきたのは不気味な怪物だった。 『とても…いい夜でスネ？』 寒気と吐き気をもよおすような声音、そして不可解…

〈ストーリー〉 「くっくっく……さあ、ヤス。私が男に慣れるための練習台になるのです……！」 生身の女子に性欲を抱けない男子高校生ヤスが同人即売会で出会った憧れの絵師ヨミさん。その…

二年ぶりに再会を果たした兄と妹。 妹は兄を意識するあまり、空回り気味。対して、兄の態度は素っ気ない。 逃げ腰のくせして、完全には妹を拒否しきれない兄。 微妙な二人の、夏の一幕。

『the natural world』というアマチュアバンドのリーダーでボーカルをしている嵐は、ボーカルのくせに若干音痴。いつも仲間にバカにされていた。 リーダーらしくない嵐に…

遠くのぼんやりを見ている「彼女」と、水晶玉を覗きたい「私」の話です。 音に色があります。形があります。質感があります。 味に色があります。形があります。質感があります。 匂いに…

現実はどこまでも現実。いきなり 「俺未来から来たんだ」 なんてカミングアウトされても信じないでしょう。私もきっと信じません。 つまらなく理不尽な毎日に辟易しているくせに 小説みた…

高1のほのかと怜央は幼なじみで同じ高校。成績はトップクラスでスポーツ万能、家はお金持ち。学校中の“王子様”な怜央。一方ほのかは小学生の頃に怜央から“ブス”だと言われ、自信のない地…

鬼の少女にキスされたことは？俺はある。じゃあその子に命を狙われたりは？俺は今まさに。 人の不幸が感じ取れる俺は、様々な妖怪と、人間のくせに妖怪じみた変な人たちとともに暮らしている…

主人公の葵がよく行く喫茶店リンデンは彼の叔父であるアズマの店だ。 子供には格安で食事を提供しているリンデンにある日突然やってきたのは、よれよれの制服で、ブラウスを自分の鼻血で血染…

俺の名前は飯島カイ。 しがない高校生。 そんな、しがない俺には義妹が居る。 とても可愛いとされる、遠山桜という義妹が。 名前見て分かるかも知れないが、俺達は血が繋がってない。 遠…

　わたしはかき氷のブルーハワイ味が嫌いだ。 　味の名前のくせをして、なにがブルーハワイだ。おしゃれぶっているけど、単に色と地名を組み合わせただけじゃないか。全く味の想像がつかな…

「──お兄ちゃんの望みは、この私、ＪＳ魔法少女マジカル☆エムが叶えてあげる♡」 「本当に過去をやり直して、麻衣さんを助けられるのか⁉」 「……残念ながら、過去の改変なんて、た…

オカルト研究会の二人は、今日もどうでもいいことについて頭を使います。オカルト研究会と銘打っているくせに、オカルト以外のことも普通に論じちゃう。というか、よく分からない視点から、謎…

第５回小学館ジュニア文庫小説賞一次選考通過＆第７回角川つばさ文庫小説賞一次選考通過作品。 女の子よりもかわいいボク――宮妻ノゾムは文化祭のメイド喫茶で、客を集めるために女装を…

俺の家には、一体の日本人形がある。何故かそいつは人形のくせに、どんどん髪がのびるんだ。