「ねえね」を含む小説

私は気づいたら、勇者と魔王の争いの真っ只中に召喚されたみたい。さらには、私のことを天使だの悪魔だのを言ってくる。ねえどういうことなの？ 私は湊るしあ、１８歳。日本出身の人間よ。…

子供のころ死んだ姉がお盆に帰ってくるお話です。

わたしには小さい頃、大好きな大好きなねえ様がいた。そんなねえ様と過ごす愛しい日々が、ずっと続くと思っていた。けれどねえ様は、ある日突然いなくなってしまった。 ねえ様がいなくなって…

はらりと落ちた黒髪が視界を囲う。ジージーと、いつもはうるさい虫の声が遠のき、躍動する心臓が鬱陶しいほどに主張する。いつかのように密着した幼馴染の肌は燃えるように熱かった。 「い…

　九重博善（ここのえひろよし）は、少しだけ変わったところのある、高校一年生。 　彼には穏やかでいつも笑顔な事で人気のある、三条紗季（さんじょうさき）という幼馴染が居た。 　ある日…

「ねえ、おねえちゃん。お願いがあるの」 　白いかんばせの少女はおもねるように甘えた。長過ぎる犬歯を自慢げに覗かせ、青褪めた唇をひずませる。 「おねえちゃんの、左腕をちょうだい…

「婚約を解消するか、白い結婚。そうじゃなければ、愛人を認めてくれるかしら？」 わたしは、婚約者にそう切り出した。 「どうして、と聞いても？」 「……うちの王族って、詰んでる…

□あらすじ□ 「ねえ、知ってる？屋上に幽霊が出るって話」 　話の流れで「幽霊の噂」を確かめるために、肝試しをすることとなった織原真琴。 　 　友人たちと一緒に夜の校舎に忍び込ん…

――襲われた。 （千文字以下の短編です）

パソコンって便利だよね。どんな情報だって手にはいっちゃうの。

｢おねえたまっ！！！！！｣ 可愛らしい声に呼び止められ振り返ると 弾けるような笑顔の女の子が居ました。 ブロンズのふわふわした髪の毛に 空色の瞳を持った少しふくよかな幼児。 …

ジェフリー マードック、25歳、チェリーボーイ そんな彼にも女性に持て囃されるポールと言う幼馴染みがいた 見かねたポールはジェフリーに彼女を紹介するのだが…

僕、瀬和津久志（せわつくし）は、少し家事が得意なこと以外、特に取り柄のない男子高校生である。 そんな僕が、ひょんなことから大好きだった女性ライトノベル作家、『七色咲月（なないろ…

※本作は、公開中の同名拙作をベースにキャラコンセプトを変えた作品です。 三田村誠一は、春森いちずとき合っている。 はじめての彼女ということもあって、誠一はずいぶんと緊張していた…

その話を聞くと、アカネちゃんが現れるらしい。

男親は空の向こうへ出稼ぎに行き、女親は山の向こうで経済を回す時代。 子どもと老人ばかりの戦時中のような片田舎。 事故で片腕を失った長男、林史。「好きなもの」を食べる長女、瀬戸菜。…

僕が、地球から遠く離れたレティクル星系湿地惑星で、ゼミで一緒の爬虫類型人間と、両生類型原生生物の現地観察をしていたら、とんでもない進化のスイッチを入れちゃったかもしれない件。

広義では、本を世に出す側で働く社畜の私がですね、出版不況を他人のせいにするなと理不尽なお叱りを受けてですね、ベストセラー作家を目指すはめになったというお話なんですが……え？これっ…

　在外アルトリア空軍のパイロット・矢頭マコトは、難民の少女・ティサから「マコトおねえちゃん」と呼ばれ、慕われていた。しかし、マコトはティサに対して、愛情と嫉妬が絡み合った感情を抱…

主人公桂壮太(桂壮太)は幼馴染の相馬湊(そうまみなと)から願いをかなえてくれる「梅の祠の神様」のうわさを聞く。 その時は一笑に付す壮太であったが、その後に出会った学年一のマドンナ…