「短編 幻想」を含む小説

三年前にティーが書いた話です。未編集で出しました。いつか編集して書き直します。 一週間後に最後の章「終」を公開します。よければ。

　毎日、砂浜に立ち、じっと海を眺めている老人と僕……彼がそこで待っているものとは……。 　題名からお察しの通り、かの名作古典『白鯨』に取材したヒューマンドラマ……みたいに偽装し…

カヤはバイト仲間の佐崎君との帰り道、入り組んだ路地に入り込み、迷った末に行きついた先で、カモノハシに厄介な頼み事をされる。彼らはミソサザイと争っていて、巻き込まれたカヤは……。 …

普通の大学生活を送っていた僕はある日を境に壊れていった。幻覚？　妄想？　しかしそれは現実だった。

正直者であるが故に、一人寂しく生きている酒職人の前に、天使が神様のお告げを届けにまいりました。 幻想短編集と重複していたので非公開にしていましたが、短編賞参加の為に再公開します。

本作品は、エブリスタで公開中のものを推敲後、転載したものです。 短篇賞参加の為に分けましたが、連載中の幻想短編集のものと同じです。

　雪と氷に閉ざされた「さいはての島」には、白い魔獣が棲んでいるのだという。 　人はおろか生き物も住まないその地に、一人の少女が迷い込んだ。 　容赦なく命を削る吹雪の中で、力尽き…

ーーあんた、寒くないの 冬の雨に濡れ、街を彷徨っていた少女Yに出会ったR。 ーー<悲劇の練習>をしようと思い、肉体と精神を寒雨で沁みさせました 少女Yが語り出した<悲劇の練…

　十数台の大型ダンプカーの列が、真夜中の幹線道路を猛スピードで走った。道なりの人家は明かり一つ無く、窓ガラスをガタガタと震わせていた。ダンプカーは、近くのトンネルから突如として現…

「文学少女」と中学校内で呼ばれるの篠原生成は、本を読むだけではなく、ここではない美しい別世界を空想することも好きだった。 ある日生成は、不登校だったクラスメイト望月文子と友達にな…

僕がいるのはたしかに駅の構内だ。それはわかる。 しかしここはどこの駅だろうか。そして何故僕は今ここにいるのだろうか。 僕の頭の中に次々と疑問が生じ、はげしく渦巻く―――。

学園SFホラー。 イメージキャストは、 平手友梨奈（夢を与えてくれる同級生のアイドル） 長濱ねる（悪夢を取り除いてくれる謎の美少女）、です。

男子校の同級生だった、夢多き乙女の澪（みお）とスポーツタイプの雄真（ゆうま）は東京で一緒に住み始めた。雄真は大学生。しょっちゅう男を連れ込むので、澪はご機嫌斜め。でも雄真の男のひ…

眼鏡っ娘が第１次大戦で暴れるだけの話。本来は魔改造プラモ特撮写真のためのものですが、写真なしで読めるように改稿してあります。ところでこれは「歴史」ジャンルでいいのか。 気が向いた…

Work inspired by “Some Limited and Waning Memory(feat. Echo Collective)” from No. 4 by Ch…

六肢動物綱　龍目　有翼龍科。通称、「ドラゴン」。 主人公はその動物化石の発掘調査へ参加しに行った―― 幻想動物×空想科学をやってみたかった作品。 ついでに現代社会のとある問題…

全能気分で浮かれた僕の、不恰好ででこぼこな話。

小さいいじめられっ子のヤドカリが、月夜の晩にウサギたちに出会います。 ヤドカリは、こんな夜に何をしているのか気になって近寄ります。 ウサギに見つかったヤドカリは、一緒にお月見をし…

美しいけれど、残酷で、俗物的で、排他的な世界。 そこで一瞬すれ違うだけだったはずの二人が出会い、大樹の謎に向き合う時、忘れられていた大樹の過去が蘇る。 日本の山奥のどこかのようで…