「短編 犬」を含む小説

短編／適宜加筆修正予定／

女と女がロボットの犬を飼ったり定食屋で飯を食ったり感情について考えたりする社会人同棲百合SFです。 Artificial Intelligence Anthology『SINGU…

遠雷（えんらい）は緑生い茂る月で、学生の翡翠（ひすい）と同居生活を送っている。穏やかな月での生活は、夜になると滅びた地球が太陽に照らされて夜空に浮かんで見える。翡翠は月から遥か3…

畑に生を受けた案山子（カカシ）が動物たちとの会話を通じて自らの役割を知るハートフルで心温まる短編小説です。

犬とも虫ともつかない変な生物に主人公が振り回される話。（2015/04作）

助けてやった犬が、冬に死に、遠い春に木になる話。（2009/03作）

　僕は確かに彼女に――17歳も年下の、三週間後には地球を捨てて新惑星への旅に出る17歳の少女に、惹かれていた。 　そして僕は、臆病だった。僕は彼女のような、往復30年の宇宙旅行に…

高校生も、かわいいアイドルも、そんなにかっこよくない男子大学生も、おばあちゃんとか、犬とか、猫とか、きっとみんな、恋をする。

男には記憶がなかった。 今までどうしていたのか、自分は何者なのか、どうしてこの曰くのある町に居るのか。 何もかもを忘れていた男は、しかしたった一つ、覚えていたことがある。 それは…

桜庭隼人は、早期退職し、浜辺にアクセサリーショップを開いた。 ある日、犬の散歩をしていた女性と知り合い、話を交わす。

　これは一匹の犬の短い生涯の物語。主人公は一匹の「犬」。 　 　本作はペットを取り巻く現代日本の問題を物語調にしたものです。 　文末に、本文の補足を掲載しております。よろしけれ…

　ＯＬの彼女に飼われている僕。そんな僕が抱えていた、ある願い。きまぐれな神様は願いを叶えてくれたけれど、それは人間の彼女と犬である僕の立場を入れ替えたいというもので…… 　願って…

ホラー短編小説集です。各話は独立しているので、どこから読んでいただいても大丈夫です。 第１話【いぬのかお】……老母の遺体を処理するために、男が思いついたのは、衝撃的な方法だった…

　独り暮らしの童話作家・ユイは、ある日散歩していた海辺で、仔犬を拾う。 　獣医さん曰く「これは大型犬種だね。大型犬は1年で12歳、2年目からは7歳ずつ年を取るんだ」。 　へぇ。 …

二十八才の神影は仕事仲間の代行でとある施設を訪れる。それは産業廃棄物の処理をする楠サナトリウムという施設だった。しかし、そこで神影が見た物は、物の再生ではなく、生物を再生させる工…

同級生たちが犬に影がないと騒いでいる。しかし、私にはしっかり影が見えていた。不思議だなあ。と思っていたら、急に靴紐が切れて、犬がバウ。と鳴いた。

桃太郎は鬼ヶ島に向けて出発した。途中で犬のようなものと、猿のようなもの、キジのようなものをお供にする。彼らは人間によって冷遇されていた。そして、着いた鬼ヶ島で、鬼たちの事情を知る…

異世界転生するのは人だけじゃ無い！？ 不慮の事故で亡くなったジロー（犬）は異世界に転生されることになった。 ※超短編です

「まあるい世界」~先端恐怖症がはびこる世界の、どこかずれた日常。 「いまだシカの君へ」~転校生のシカの女の子との、帰り道。 「浜辺でマンボウが死んでいる」~マンボウと僕の終わ…

小学生の私は、“小春”という犬の名前のぬいぐるみをよく連れて歩いていた。これはその時の思い出話であり、ちょっとした空想冒険談である。 ※この話は実体験をもとにしたフィクションで…