概要
ここではないどこかの日常と非日常のオムニバス。
「まあるい世界」~先端恐怖症がはびこる世界の、どこかずれた日常。
「いまだシカの君へ」~転校生のシカの女の子との、帰り道。
「浜辺でマンボウが死んでいる」~マンボウと僕の終わりの話。
「M博士の発明」~痛みと感情を共感できると、わかること。
「クラブハニービーは眠らない」~振られた男は、クラブに入る。
「虫けらたち」~災厄をもたらす勇者が来る……。
「鯨の目」~おばあちゃんの葬式の日。眠ると鯨の夢。
「あの世界のどこかで」~人面犬と暗闇のなか。
「いまだシカの君へ」~転校生のシカの女の子との、帰り道。
「浜辺でマンボウが死んでいる」~マンボウと僕の終わりの話。
「M博士の発明」~痛みと感情を共感できると、わかること。
「クラブハニービーは眠らない」~振られた男は、クラブに入る。
「虫けらたち」~災厄をもたらす勇者が来る……。
「鯨の目」~おばあちゃんの葬式の日。眠ると鯨の夢。
「あの世界のどこかで」~人面犬と暗闇のなか。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!good sense/その中庸のありかた
「中庸とは英吉利語の good sense である。わたしの信ずるところによれば、グッドセンスを待たない限り、如何なる幸福も得ることは出来ない。」
とは芥川の言葉ですが、大変この趣が強い。鹿の頭の女の子、喋る死んだマンボウ、これらの強烈な視覚的なイメージに違和を感じながらも彼らは淡々といきていく。その感じが好きです。
星新一風、という言い方が果たして分類として正しいのか、そして失礼ではないのか不明であるけれども、そういう短編もあります。そっちにもそっちの良さがあって、好む人も多かろうと思いますが、俺はこの日常的幻想みたいな世界がとても好きなので、そのあたりが楽しみであります。