「ファンタジー あやかし」を含む小説

雪のための渋滞に遭遇した光一は、雪の中で倒れている女性を助け出す。雪の様に白い肌、黒檀の様に黒い髪、血の様に赤い唇をしたその女は、満月稲荷の巫女と名乗る。

高校卒業翌日にあろうことか嫁に出されてしまった秋月璃歩。そのお相手は異能保持者として最高峰の力を持つ全くの初対面の藤堂紫清だった。しかし、紫清は璃歩のことを知っている上に、両親か…

「あらすじ」 これは、現代の暗中模索の日々の中 どこでもあるようでない 喫煙所で 妖怪３人と人間1人による いろんな事があったりなかったり 人の運命を変えたり 変えなかったりす…

　ＡＩ技術が飛躍的に普及し、近未来のビジネス都市と誇る地域で突如高層ビルが爆発した。 　忙しくも平穏な街でビルの破片が降ってくるなど、だれも予想できるはずもない。 　すべての原…

この世とあの世を繋ぐ橋渡し。 そこで船を漕ぐ独りの男。

小説家としてまったり暮らしていた筈なのに、伯父から引き継いだ家は石に宿る生き物が集っていた。「魂生師」を継いだ青年達と猫神達の、あまり普通じゃない日々。

　輸入雑貨商とチベット出身の女性の間に生まれた山上咲耶の家には目玉と耳の妖が現れる。それを彼女は不快に思いながらも受け入れていた。 　夏休みの初日、父親が生れた村から祖父が亡く…

自分の部屋でいつものように過ごしていた千里。外から視線を感じ、窓を開けたらサルがいた！？このサルはいったい何？目的は？不思議な存在『予言ザル』と千里たちの関わりを描く短編ファンタ…

人間と妖〈アヤカシ〉が共存する町、千羽町。 この町は本来対立し合う彼等の間にルールを設け、事実上の共存を成し得ていた。 ある日、千羽を拠点として狙う妖の軍勢が現れ、この地に住まう…

※短編版です。 深夜に黒電話のコール音が響く。いつまでも鳴りやまない電話。それが始まりの合図だった。巫女の一族である仙狐家の次女、玉藻は家を飛び出し自由な生活を送っていたが、それ…

明るく活発な榊 茶々は貴族だが農業を営んでいて農民よりの貴族で町の人から人気だった。ある日町の祭りで鬼の王子 王雅と出会う。2人は徐々に打ち解け合い仲が深まっていく。人間と鬼の関…

ショートショート 人生迷った中年に悪魔と夢魔が関わる話

京の都を囲む御山に棲む天狗達の頭目である〈青嵐〉は、或る日、寺社の一画でおかしな女童に出逢う。 いつまでも変わることのない妖達の世界と、定命の姫との交りはやがて… 『堤中納言…

悪夢から目覚めると、何故か兎の姿で森の泉の前にいた。 二足歩行で兎が歩いて喋る不思議な妖世界。 目覚めて早々、薬草泥棒を疑われ、小さく不気味な紙人形を相棒に、妖達から何故か無理難…

不思議な光を宿すものを拾ったら持っておいで。好きな本と交換してあげよう。ここの本は、全てあやかしの世界のお話なんだ……ほら、読んでみたくなっただろう？

幼い頃に癒枕寺神社(ゆまでらじんじゃ)の僧侶、業華に眠りの巫女として迎えられた夢穂は、ある朝目覚めて隣で寝ている妖狐にびっくり！ 突然できた空間の亀裂からやって来たという影雪に戸…

「出処進退窮まるとはこのことかよ……」 　平安京の貧乏貴族、橘の孝之は、単なる偶然によって出世するが、それは孝之を利用して切り捨てる為の陰謀だった。 　今上帝の妹であり、葦和の…

KAC2023 7本目「いいわけ」 毛色の違う狐憑きの顛末について、床に臥せる主に語って聞かせる話

　俺たちは「怪異（あやかし）相談」をやり始めた。クライアントも徐々に増えつつある。今回の怪異（あやかし）は、生霊（いきりょう）のようだ。

イギリスのエディンバラ旧市街あたりで、失踪事件が多発している。男、女、老若男女問わずこの数週間に何人もいなくなっている。この事件の原因が怪物アンノウンの仕業であると考えられるため…