「ホラーじゃないホラー 怪異」を含む小説

禁断の魔導書『妖蛆の秘密』の著者ルートヴィヒ・プリンの末裔にして現代の魔女、ソーニャ・葉月・プリン十七歳は現在、ゆえあって年上の従兄、安部蔵人の元に居候している。若い二人が一つ屋…

　以前より五・七・五で俳句や川柳のように怪談あるあるを綴る〝怪句（※川柳が一時期「俳風狂句（略して狂句）」と名乗っていたのに倣い「俳風怪句（略して怪句）」）〟なるものを 『俳怪…

ホラー要素のある短編を上げていきます。怖くないものもあります。怪異や不思議な現象なども含まれます。文量、文体はさまざまです。リクエスト、感想などコメントはいつでもお待ちしています。

　もとはとある「桜を嫌いな理由」をお題にした短編コンテスト応募作です。 　お題からして、もう「桜の樹の下には屍体が埋まっている」の名言しか頭に浮かびませんでした。 　これは梶…

　刑事である清水弓弦は、休日の朝にトーストを焼くことに失敗した。不法侵入常習犯の陣貝教授が、新聞をテーブルの上に置いた。その新聞の記事には『焼死体発見』と書かれているのを見ている…

いとけない少女の声が誘う先に、何がある？

登下校の道の分岐にある【関係者以外立入禁止】の看板。 日々の退屈を憂う少年は、好奇心からその看板の先へと足を踏み入れてしまう。 しかし、その道の先に待ち受けていたのは、思いもよら…

小学校卒業間際。私はクラスメイトに押し切られ、とある怪異を確かめることになった。

　スマホのストアページにないアプリ『アカイハコ』は、幸福を呼ぶがアンインストールができないという。そんな噂が広がる中、アプリのインストールを催促する一通のメールが届く。無差別にU…

「ぐじゃぐじゃ言いな、これで仕舞いや。」 連載やりたくなったので勢いで始めます。今回は関西ヤクザfeat怪異でお送りいたします。 【2023年5月20日 全50話で完結しま…

掌編なので、割愛。 10年くらい前に書いた掌編です。 私が19歳の頃に見た夢を再構成したホラー。元は、2012年執筆。 今回それを大幅に改稿。

あの子を殺してくださいな。 キュービットさんは、呪いアプリ。 催眠をかけて、みんなの心の奥底に沈むネガティブな願い事を叶えてくれる。 ネガティブな願い事、他者の不幸をねがう事、そ…

百鬼夜行、魑魅魍魎、宇宙人からUMAまで入り乱れ！？ 降り注ぐ怪異、怪異、怪異！！！ 人々と怪異が織り成すホラーコメディ風味のオムニバス形式掌編集。 あなたはもう、怪異に出くわ…

丑の刻も過ぎた月夜の夜道を彼――大神勇吾は一人歩いていた。どこにでもいるフリーターの彼は、今日もバイトで疲れている体を引きずるように自宅へと帰る。しかし、その日は普段と違っていた…

性癖：明らかに何かしらありそうなのに、渦中の人物は「おかしなことは何も起こってない」と主張し続けている 性癖：解決されない怪異

【完結済】【全編改定完了】 ちっちゃい頃に助けてもらった恩人である退魔師の下に押しかけて弟子入りしちゃう巫女のお話。 ［主人公①］神耶尚斗 … とある事件を切欠に「政府の犬」「…

呪いの人形。

──「そうねえ、興味をひくほど本当で、退屈するほど本当ではない話がいいわ」──（サキ著『クローヴィス物語』の「聖ヴェスパルース伝」より） 「ねこのおやつ」は「食」にこだわった作…