「ホラー‥？ 短編」を含む小説

私、怖い夢を見たの。 あなたがいなくなった世界の夢。 冷たくなったあなた。 けれど、私の隣に変わらずいる。 感触だけが冷たい。 それでも私は幸せだった。 だけど……

ふらりと立ち寄った町で見つけた行列。雑誌で見かけた英国菓子の店だろうか。 胸躍らせて並んではみたが、なにやら様子が…。 monogataryに掲載したものです。

　太平洋戦争が終盤に差し掛かった８月のある日、飛田正彦中尉は司令部に呼び出され、「一週間後に米軍の大規模な襲撃がある為、実験中の新型燃料を使い敵を迎い撃て」との命令を受ける。 …

　山の奥にある小さな村、「豊岳園」に暮らす人々はみな平和に生活していた。小さい村ながらも、村人全員が協力し合っていた。 　都会暮らしに疲れ、静かな場所で生活したいと願う華…

授業中、窓の外を眺める大学生が見つけたのは、立方体の頭部を持つ異形の彫刻作品だった。それ以降、制作の過程を観察し続けるが…。

　これは友人の知り合いから聞いた話なんだけど、あるヴァーチャル・ユーチューバーが居たそうだ。

先祖に恨みのある幽霊に取り憑かれた男は、その退治に挑む。

オジイから聞いた廃トンネルにまつわる噂話。 都市伝説にありえるようなおはなし。 ※この小説は、完全なフィクションです。 名称や建造物は架空のものです。

守護霊遊び。その名の通り、守護霊を降ろすというお遊び。 その手順は、まるで幾つかの呪い遊びの手順を寄せ集めてちぐはぐに繋いだような代物でした。 ある中学校に、その守護霊遊び を実…

カフェでふと耳に入ってくる、隣の席の会話。 聞くともなしに聴いていると、思わぬ秘密に出会う。 エッセイなのか、フィクションなのか、迷い迷って。

彼氏が親友と浮気した。だから、死んでやろうと決めた。 学校の屋上で、靴を脱いでフェンスをよじ登った。 そんな私を止めたのは、昔ここから飛び降りた生徒の幽霊だった。 *** 【…

つぎのざくろは、だーれだ。

"なんのとりえもない"僕"のもとに届いた手紙、そして再会――" むかし初恋モノを書こうとしたのになぜかこうなったやつ。

　夜道の足音は恐怖をそそる。 　夜道を一人で歩いていると、周囲には誰もいないのに“自分以外の足音”が聞こえる。 　そんな経験はないだろうか。 　一説によるとそれは自らの足音の…

偽怪証明【連作短編ミステリ】 ――偽怪、それは人為的に引き起こされた怪奇現象を指す言葉。 小瀬良氷波が運営する怪談蒐集サイト「怪異の淵」に寄せられた恐怖体験談を、お化け嫌いの…

私が幼い頃に出会った老婆の話。