「恋愛 歴史」を含む小説

本文より ーー 「歴史を、ですか」 あるいは、人生を、だろうか。 違いは、あるだろうか？ 私は無駄な人数だったかもしれない。 それでも私には人生があった。それは歴史と呼べるものだ…

超がつくほどの田舎である南陽岡には、『南陽岡症候群』という風土病がある。患った者は夢の中から抜け出せなくなり、目を覚まさなくなる、恐ろしい病だ。歴史書には流行していた記録があるが…

　時は、戦国中期。 　常磐色の瞳を持ち、顔に醜い火傷をおった天涯孤独の幼姫吉乃。城主の夜這いを拒んだが故に「病に伏した兄の元へ戻れ」と護衛の忍、才四郎を一人付けられ、匿われていた…

【KADOKAWA文芸編集部が選ぶレビューはどれだ！？】「カクヨム文芸部の本棚をつくろうキャンペーン・現代ドラマ部門」に籠り虚院蝉さんのレビューが採用され、拙作とともに「カクヨム…

Eudaemonics（ユーデモニクス） エピソード・ゼロは6月12日21時に更新しました。 それに伴い、1話の内容を添削します。 【祝】8200PV！　カクヨムコン4中間選…

お互いを意識しながらもなかなか距離を縮められずにいる、幼稚園時代からの幼馴染・絢音と聖一。ある出来事をきっかけに二人の仲は接近するが、それは重大な事件の幕開けだった。歴史に翻弄さ…

【第一部、王女の帰還】 　自分が王女であることを知らず、ハーシェルは花咲く野原の上で、母と、幼なじみの少年ウィルとともに平穏な日々を過ごしていた。しかし石が目覚めた時、物語は急展…

あやかし、モノノケ、妖怪、幽霊。取り憑かれるなら何でもござれ。 兄と妹が、名も姿形も取っ替えて、あやかし蔓延る八百八町を妖刀片手に鬼退治。 近世じゃぱん風ライト時代劇ファンタジー…

男の躰に触れると安らぐＪＤ風俗嬢は、一方で性交嫌悪症だった。自身の矛盾に混乱するが、その謎が明かされる時、彼女は二種族の闘争の只中にいる。家庭教師として教えている少年。風俗店で常…

放課後の図書室。興味本位で始めた部活も飽きてきて、サボり目的で足を運んだのが全ての始まりだった。 「どうして彼らは最期まで戦ったんだろう」 大粒の涙を零す女史はそう言って、水…

これは親友のために書いた恋愛指南書です。多くは若い頃に恋愛で失敗し黒歴史を生産した経験から出たものなので(尚、作者は心理学科卒なのでたまには心理学の論文を引っ張ってくるかもしれま…

「俺には前世の記憶がある」お見合いの席で臆面もなくそう言い放つ王子・ユージィン。平穏な日々を願うアリアは自分も転生者だと言い出せずにいたが、なぜか王子に気に入られ言い寄られてしま…

大学入学の初日、下宿寮から火災が発生。その容疑者は、なんと自分！？ 親友や同級生、不思議な留年生、そして新たな下宿先である定食屋の一人娘など、周りの力を借りて真犯人を追い求めるが…

時は平安――左大臣の一の姫・彰子（あきこ）は、父・道長の命令で今上帝の女御となる。顔も知らない夫となった人に焦がれる彰子だが、既に帝には、定子（さだこ）という最愛の中宮がいた。 …

大学生のヒロアキは、イスタンブールへの旅行中、トプカプ宮殿でこの世のものとも思えない美しい青色の瞳をした少女と出会う。セルリアと名乗るその少女は、その類いまれな瞳を権力者から狙わ…

化け物退治を生業とする貴族、ビザール・シアン・ドゥ・シャッス男爵。 口さがない者には「悪食男爵」と呼ばれていた。 故国では歴史が古い家の現当主であり、王家の覚えもめでたいが、 胡…

　善吉は、幼い頃より超一流のスター忍びになることを夢見る甲賀忍者の卵。里の忍術教室で長年にわたり修業を積むも、痩せっぽちで気弱な彼は、留年？をくりかえす落ちこぼれであった。師匠か…

新潟県上越市大島区（旧東頸城郡大島村）を舞台にした、短編の連作です。

心が動き出したことで気づく、そこにあった景色。 あのヒトとの関係、そしてすれ違うこのトキを変えたくないという気持ちと 変えたいと思う矛盾した気持ち。 出入り口から森へ向かい、…