概要
お江戸風妖怪退治ライト時代劇伝奇ファンタジー
あやかし、モノノケ、妖怪、幽霊。取り憑かれるなら何でもござれ。
兄と妹が、名も姿形も取っ替えて、あやかし蔓延る八百八町を妖刀片手に鬼退治。
近世じゃぱん風ライト時代劇ファンタジー。
本編
妖刀『古骨光月』の使い手、桜良兵之進《さくらひょうのしん》は、双子の妹、綺乃や、なぜか居候している謎の春画(薄い本)絵師、恋町春日とともに、道場を切り盛りして暮らしている。
というのは仮の姿。
本当は、兄の兵之進が妹の綺乃に、妹の綺乃が兄の兵之進にと、それぞれ変装し、入れ替わっているのである。
そこへ、おどろおどろしい筆致の瓦版が持ち込まれる。
友人の廻り同心、横井一磨(実はニンジャ)にどうしてもと(えっちなほんの代金と引き換えに)頼まれ、兵之進は物の怪退治に出かけるが。
番外編
てるてる坊主の妖怪、掃
兄と妹が、名も姿形も取っ替えて、あやかし蔓延る八百八町を妖刀片手に鬼退治。
近世じゃぱん風ライト時代劇ファンタジー。
本編
妖刀『古骨光月』の使い手、桜良兵之進《さくらひょうのしん》は、双子の妹、綺乃や、なぜか居候している謎の春画(薄い本)絵師、恋町春日とともに、道場を切り盛りして暮らしている。
というのは仮の姿。
本当は、兄の兵之進が妹の綺乃に、妹の綺乃が兄の兵之進にと、それぞれ変装し、入れ替わっているのである。
そこへ、おどろおどろしい筆致の瓦版が持ち込まれる。
友人の廻り同心、横井一磨(実はニンジャ)にどうしてもと(えっちなほんの代金と引き換えに)頼まれ、兵之進は物の怪退治に出かけるが。
番外編
てるてる坊主の妖怪、掃
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!なんとも魅力溢れる”大江戸あやかしモノ”
実力ある書き手が、頭の中にあるオモチャ箱を”えいや!”とひっくり返し、その中身がぶちまけられる勢いそのままに執筆しているかの様なパワー溢れる時代娯楽モノ。
とにかく遊び心に溢れたダイナミックな演出が絶え間なく続き、どこか型にはまった感のあるキャラクターと世界観を”どこかで読んだような?”とは決して感じさせません。
笑いの要素を多分に含む会話劇と時代モノっぽい講談調(?)の地の文との対比は他作には無いモノで、時折挿入される”あやかし”を匂わす描写にゾクッとさせられたりと、緩急ついた文章は物語を先へ先へと読み進めさせます。
おそらく物語は佳境。
”笑い”や”オフザケ”といった展開…続きを読む - ★★★ Excellent!!!リズミカルな文章で魅せる、和風あやかし騒動記。
宝刀『古骨光月(ここつこうげつ)』を護り伝える師範代・桜良兵乃進(さくらひょうのしん)は、双子の美しい姉・綺乃とともに道場を切り盛りしていた。教え子の子どもたちや、定町廻の横井一麿、居候の絵描き・恋町春日、謎のピンク忍者・佐七、九十九らに囲まれた、賑やかな日々。ある日、一麿が「ご禁制」の黄表紙本を持ってきたところから、兵乃進の災難は始まった――。
そのまま囃子歌になりそうなほどリズミカルな文章で、軽快に読めます。エロやピンクなどといった現代用語が頻出していても、基本にしっかりとした時代考証と文章力がうかがえ、安心感がありました。賑やかで弾むような会話と、時に現れる人情、妖艶な描写にうなら…続きを読む