和風伝奇空間に引きずり込まれる怪作 

物語は続行中ですがレビューを。
時代物の物語は、独特の言葉遣い、知識の少ない世界観、などで物語に入り込みづらいものですが、この作品は正当な感じなのにするりと読むことができました。
その世界の中、キャラクター達が賑やかに生き生きと動き回り、物語をパワフルに進めていきます。その内容はいかにも時代物、というわけではなくすごく現代的。にも関わらず違和感がないのが作者の腕、世界観の確かさです。一風二風三風変わった伝奇小説でした。

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