「88歳」を含む小説

KAC2022 05回目：「88歳」参加作品 　二〇一八年八月、小学六年生の「ぼく」は、夏休みに、お母さんの実家がある北海道の洞爺湖町を訪れた。洞爺では、七夕が〈八月七日〉に行わ…

88歳。米寿。 末広がりが並ぶめでたい節目。 それは寿命の長いエルフにとっても同じ祝いの歳だった。 エルフはこの歳、新しく洗礼を受ける。 そしてスキルを授かり生まれ変わる。

KAC2022のために書きました。伝説のスナイパーを巡る物語です。

小学生の男の子が、曾祖父と過ごす日々の中で感じた、日常の一コマです。

「自分が生まれた時のことを覚えているか」 　書庫の奥、明かり窓の光をたよりに、表紙の文字を眺めていた時、ふとそんな声が聞こえた。 　文机で書きものをしていた主の声だと、数瞬あと…

　小学５年生である及川美波は、曾祖母の８８歳を祝う親戚一同の集まりで、例年通り田舎に行くことに。 　曾祖母との関係はともかく、退屈な田舎での逗留にいささか辟易の感がないでもなかっ…

占術士ルリフラは、ある帝国の王子に召喚される。 金額もいいので行ってみると、まだ幼いのにかなり可笑しな方向に狂っていた。大人としてのアドバイスし、将来への憂いをたってみたが――。…

＊『KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022～』の参加作品です。 ＊第五弾。 ＊1,100字程度。

娘と妻が仲良しで、いつも空回りするパパはちょっと気まずかったりするもんさ。

KAC2022　お題「88歳」参加作品です。

五十年前、百両の入った包みを置き忘れてしまったことを話す和尚。 それを聞いたお供の僧侶はとても口惜しく思うが、和尚はすでに過ぎたことだと気にしていない。 次の日、和尚たち一行が街…

かつて世間を騒がせた怪盗——もとい怪人が再び現れた！ 名探偵小林は、今度こそ捕まえてやると意気込むのだが——！ という感じでもない、のんびり作品です。これをオリジナルといってい…

身勝手だと思っていたおじいちゃん。でも、お母さんは違うイメージを持っていた。

祖父の葬式に参列するため、初めて母の故郷に行った私は不思議な風習を体験することになる。 「88歳で亡くなったら体に生米を詰める」 「寝ずの番は女の身内が一人で行う」 そしてその晩…

ある晩、徳三の夢に神様が出てきて「一日だけ二十歳にしてやろう」と告げる。目が覚めた徳三は、若返った体で急いで初恋の人に会いに出かけるが……。

葬式は悼む場か、懐かしむ場か、それとも―――

俺は小説家を目指すフリーター。仲良しだった隣の老夫婦が、ついに子供の家に引っ越すことになった。荷物整理にもらった映画DVDをきっかけに、気持ちを新たにする。

僕のじいちゃんが88歳を迎えた。いわゆる米寿ってやつだ。でも認知症のじいちゃんはそのことをわかっていない。 どうやら最近、じいちゃんはばあちゃんに会いたがってるらしい。そんな時に…