「辺境伯 ざまあ」を含む小説

ライトリア王国の西側 山脈を挟み魔王領ケルトと対峙するカウント辺境伯家には温和で家族、領民想いの当主夫妻と嫡男、そして王太子婚約者であり領民から聖女と敬愛される長女スミカ., …

「わたしは、このお方に出会えて、初めてこの世に産まれることができた」 　貴族の間では忌み子の象徴である赤銅色の髪を持って生まれてきた少女、リリアーヌは常に家族から、妹であるマリ…

　聖女・セシルは、2度の追放を経験した。 　1度目は、 “大聖女の禁忌の子”として、教会から。2度目は、他の聖女に嫌がらせをしたという無実の罪のために、王宮から。 　大聖女の力…

好きな子に対して素直になれず意地悪してしまう男キャラに対してモヤモヤしたり思うところのある人必見の物語！ リートベルク伯爵家のエマは姉のリーゼロッテ、兄のディートリヒ、弟のヨハ…

　辺境伯であるエイジは一方的に婚約破棄され、絶望していた。やる気のない毎日を過ごしていると、ついに家を追い出された。 　仕方なくひとり旅をすることに。 　幸い、エイジは代々受け継…

「お義姉さま、私と婚約者を交換してください！」 婚約者との結婚式が近づいた昼下がり、私の部屋に入ってきた義妹が無茶苦茶なお願いしてきた。 『いやいや、絶対無理だから。だって、…

第二王子ブランドンは、とある男爵令嬢と浮き名を流し、婚約者であった公爵令嬢に冤罪による婚約破棄を突きつけたことで有名だ。 彼は王都から追い出され、腐った性根を叩き直すためという名…

　オリヴァ辺境伯家の次女ベルベット様が、婚約者をぶん殴って勘当された。 　諸々の事情も合わさり、ベルベット様は領地割譲という形で家を出ることとなった。 　けれど彼女は、よりに…

「マリア。聖魔法が使えるからと聖女して使ってやった。 そして容姿も悪くないからとりあえず婚約してやったがもうお前などいらぬ」 「何が言いたいのですか？ララバルト様」 「本物…

辺境伯令嬢のクロエは、背中に痣がある事と生まれてから家族や親戚が相次いで不幸に見舞われた事から『災いをもたらす忌み子』として虐げられていた。 日常的に暴力を振るってくる母に、何か…

空が血に染まった赤い夜。少年は孤児院の前に捨てられていた。その少年の名はギルガメス。生まれながらにして呪いをその身に宿したギルは、体力に恵まれておらず、運動も大の苦手。しかし、一…

「ナディア！　お前はこれまでこの国が平和だったのをいい事に、己を聖女だといつわっていただろう！　こうして本物の聖女が現れた以上、このままにはしておけない！　偽聖女ナディア、お前を…

男爵令嬢のフルオラは、得意の錬金術を活かして家計を助けていた。 だが、ある日義妹に婚約者を奪われ婚約破棄される。 おまけに、悪いウワサしかない暗黒地底へと追い出された。 絶望のど…

家が貧乏だからと、男爵令嬢である私、クレア・レッドバーンズは婚約者であるムートー子爵の家に、嫁ぐ前から居候させてもらっていた。 ある日、彼は一人の女性を連れ帰り、私との婚約を破棄…

年若い辺境伯であるアレクシスは、大嫌いな第三王子ダマスから、自分の代わりに婚約破棄したセシルと新たに婚約を結ぶように頼まれる。実はセシルはアレクシスが長年恋焦がれていた令嬢で。ア…

「大きくなったらお父さまにおねがいして、かならずむかえにいくからね。それまで、がんばって」 子供の頃に出会った少女ヴィーのその言葉を、少年は心の支えにしていた。たとえそれが、ただ…

セシリア視点で語られるカッコイイ男たちの物語。短編全８話（１話２,０００字以下/全１１,０００文字程）。婚約破棄された伯爵令嬢セシリア、異才の軍師ダリル、奇行の王太子ブラッド、土…

　帝国領の田舎に住む辺境伯令嬢アザレア・グラジオラスは、父親の紹介で知らない田舎貴族と婚約させられそうになった。けれど、アザレアは宮廷錬金術師に憧れていた。 　こっそりと家出をし…

　若くして辺境伯の領地を継いだロイトリンゲン辺境伯アルノルト・ルードヴィング。 　アルノルトが辺境伯として仕える王国では今、後継者を巡る内乱が起きようとしていた。 　アルノルトは…

帝国第一王女の侍女であるベルリュージュはある日突然「血塗れ辺境伯」アスタームからの求婚を受ける。その事で帝都を追われアスタームに頼って辺境伯領に逃げる事を余儀なくされたベルリュー…