聖魔のギルガメス〜呪われた少年は英雄になる夢を諦めない〜

主人公の少年ギルガメス。生まれた時から、『魔法攻撃が当たらない』『体が成長せず身体能力が低い』等々、致命的な呪いを多々持ちながらも、賢さと超絶努力で克服し、強く逞しく成長してゆきます。

信頼できる仲間と協力して強敵を倒し、ピンチを切り抜け、舞台は欧風異世界から古代日本へ。

各国の有名な神々＆英雄オールスターズも登場！　カクヨム狭しと大立ち回りを繰り広げます(笑)

全く違う世界を舞台にしているにも関わらず、その壮大な物語を破綻させずにきちんとまとめ上げることができている筆者様の構想力の高さにも脱帽です(`･ω･´)b　

是非ご覧ください！！！

タイトルと紹介文の明るさとは裏腹にかなりハード。
そのハードさは他異世界ものとは明らかに一線を画しており、主人公のギルは例をあげるだけでも

・捨て子
・物心ついた頃から悲惨すぎるいじめに遭う
・魔法攻撃が当たらない呪いを受けている
・体が育たず身体能力が低い呪いを受けている
・呪いのせいで次々と大切な人を失う
・手に負えない怪我を受ける
・転校してもいじめっ子に出会いやはりいじめられる

などなど、異世界ものでもそうそう見ない地獄のごときハード展開を一心に引き受けています。こういうところ、もしかするとごく一部の「趣味」を持つ人の心を揺さぶる……かも！？私は刺さりました。不幸いいよね……。
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絶対に当たることの無い攻撃、その身を縛る呪い、次々と起こる予測できない大事態。これは、主人公の少年が様々な縛りと窮地を乗り越えて、成長をして行く王道ファンタジーです。

ただ仄暗い内容が続くかと思いきや、キャラ同士の掛け合いやキャラそのものが濃い事もあり、とてもスラスラと楽しく読めてしまいます。

また話の展開の仕方も非常に上手く、こう来るかと思わされてしまう事が何回もあります。特に四章からは怒涛の展開の連続で、毎回の更新がとても楽しみです……！

心湧き踊る努力と成長のファンタジー、この年末年始に如何でしょうか？

第四章97話を読んだ時点でレビューを書いています。
呪いのアビリティーを持って生まれてしまったギル。自分の弱さ故に大切な人を守ることが出来なかった。そんな辛く悲しいシーンから物語は始まります。
ギルは自分の弱さを克服し、強くなる決意を固め冒険へと旅立ちます。相棒の黒い子猫のクロベエと共に。行く先々での様々な出会いや試練を通じて強くなっていくギル。物語はまだ途上です。
一章ごとに濃厚なエピソードがあり、ヒリヒリするような危機を乗り越えていきます。ギルの熱い正義感に胸を打たれ、成長を我が子のもののように見守ってしまいます。最初の方からリアルタイムで追いかけているので尚更、感情移入してしまいます。…続きを読む

静かに、けれど力強い力を秘めた小説です。
これでもかという苦しみを背負い、大切な人たちを失ってなお生きようとし、挫けようとすると愛情にすくい上げられる。
読んでいてたまらない気持ちなのですが、ギルくんがどう生きていくのか、その先を知りたくて読み進めてしまいます。

毎日の楽しみができました。

読んでいて、世界観に引き込まれるような作品です。
キャラクターそれぞれに個性があり、敵キャラにも重厚な背景が描かれています。
エッジのきいたストーリーは、読み手を飽きさせることは決してありません。
主人公の決意、そして努力する姿を、ぜひ目撃していただきたい。

最初に言ってしまうと、このお話の主人公のギルくんはとんでもないハンデを背負わされています。ですが、それにめげない諦めない、性根も曲がらずまっすぐであり続けようとする姿、それを人はヒーローと呼ぶのかもしれません。

テンポ良く読ませる文章で書き綴られた物語は、こんなハンデを背負うことになった因縁とは、ハンデをどうやって乗り越えていくのか、そしてその先にあるものは？……と読む人を引き付ける要素であふれています。

一章が終わる頃には、こんな呪い覆しちゃってくれよな！と応援したくなってしまうのではないでしょうか。この先がとても楽しみな物語です。

大切な少女との別れ。
死にかけた事、呪いのため辛い事しかなかった人生。
何もかも振り切って、強くなる為に、少年は絶望するかも知れない旅に出る。

先ず読んで下さい！きっと魅力溢れる物語に引き込まれますよ。

過酷な宿命を背負っと少年の物語。成長するにつれ、そのなぞが明らかになっていくのでしょう。キャラクター造形や設定も魅力的です。