コミカルとシリアスのバランスが絶妙!最弱な少年の成長を是非見守って!

第四章97話を読んだ時点でレビューを書いています。
呪いのアビリティーを持って生まれてしまったギル。自分の弱さ故に大切な人を守ることが出来なかった。そんな辛く悲しいシーンから物語は始まります。
ギルは自分の弱さを克服し、強くなる決意を固め冒険へと旅立ちます。相棒の黒い子猫のクロベエと共に。行く先々での様々な出会いや試練を通じて強くなっていくギル。物語はまだ途上です。
一章ごとに濃厚なエピソードがあり、ヒリヒリするような危機を乗り越えていきます。ギルの熱い正義感に胸を打たれ、成長を我が子のもののように見守ってしまいます。最初の方からリアルタイムで追いかけているので尚更、感情移入してしまいます。
ここまで感情移入できるのは、やはり物語の背景がしっかりと作られており、それを表現できているからでしょう。物語自体はシリアスなのですが、キャラクターが可愛く、クスッと笑ってしまうコミカルな絡みで楽しみながら読むことが出来ます。ほのぼのとしていたり、コミカルだったり。そこに重なるからなおシリアスな戦いのテーマが生きるのです。
これからどんな展開が待ち受けるのか、楽しみな物語。おすすめです。

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