骨太な大河ドラマと呼ぶべきアジアンファンタジー

かつてイボイボ病を患っていたお行儀の悪い少年マルも、大学生になりました。勉強もさることながら、女性のことも気になるお年頃。大学で知り合った魅力的な女性と恋に落ちます。
その一方で、嘗ての恩師ヒサリ先生への気持ちも変化していきます。マルの心は何処へ向かうのか……。

舞台となるカサン帝国と植民地であるマルの故郷。故郷は政治的な圧力を受け大きな変化の時を迎えています。嘗ての級友達は時代の流れに抗い、翻弄されていきます。その波は、確実にマルとその近しい人達を巻き込んでいきます。

異世界ファンタジーでありラブストーリーでもありますが、マルという天才詩人の素晴しい成長譚です。この骨太な物語を味わうのなら、是非「妖怪の村の小さな学校 《アジェンナ国物語~少年少女編》」から読んでいただきたい。絶対に「読んで良かった!」と思えるはずです。

物語はまだ途上。
この先の展開は荒れ狂う大河となる事は必至です。ぜひ、一緒に追いかけましょう!

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