「虚無 短編」を含む小説

肉体と精神が分離したような、この不毛な状況を、心のありようを、吐き気と諦観を以て持て余す。 恋を厭う若者が、自身の現状をただ独白する。 © 2021 Tsuchimikado…

僕は画廊を開き、成功を収めている。売る絵はすべて偽物だ。幸い客も目が肥えている訳ではないので、商売は上手くいっている。そんな中、一人の少女に詐欺師であることがばれ、僕は虚無感とと…

酒に酔った男が見た事もない駅で酒気を帯びながら、自分の過去を思い返していく話。

わたしはわたしで、 どこへ行っても、どこまで行ってもわたしで、 ー身動きが取れない わたしは、ただ、そう思った。 そこにある空白だけが意味をなし、 その虚無感に何故か安心する…

クレジットカード決済をしたい男の話

詩だったり色々と、とりあえず描きたい部分だけ書くと良いらしいので作品の1部を抜き出したような形。練習作、よろしければ批評お待ちしております。 全10話（話数にカウントされないもの…

カクヨム5周年おめでとうございます！『KAC2021 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2021～』参加作品です。

記憶も肉体も持たない「僕」は、理由もわからないまま毎日バスに乗り続けていた。ある日、偶然乗り合わせた制服の少女により、「僕」は忘れていた大切な何かを取り戻そうとする。 原案：@…

　いわゆる『理解のある彼くん』的な存在との出会いから破局までを描いた、壮大なお気持ちＳＦ私小説です。 【お題】空 【ジャンル】エッセイ（ＳＦ） 【登場人物】パワー系アラサー女、…

ずっと努力し続けてトップを目指していたアイドルの女の子。 そんな彼女はある日、火事に遭い顔と身体が焼けただれてしまい、アイドルを辞めるしか選択肢がなくなる。 今まで積み重ね来たも…

荒れた家庭から逃げ出して放浪していた吾妻（あずま）に、酒臭い美女が声を掛ける。 「なぁキミ、三億円あげるからうちに来るといい」 （なんて下手くそな口説き文句なのだろう。）と思い…

完璧は望んでも手に入らない。完璧は追い求めてはいけない。 一話完結短編小説です。是非是非お読みください。

人間を度々襲う「虚無感」。呑み込まれずに、明日を生きるための短編小説。

不愉快で何処かに転がっている恋の話。 『わたし』『カレ』『あの子』の歪な三角関係の話。 彼らの中にはとある記号、カテゴライズがありません。必要無いからです。 そういうロマンティッ…

　とある国の傭兵である男は、その身体に特殊な力を宿している。人を殺すくらいしかできない、つまらない力を。 　隣国との戦争状態にある中、彼はそれを使い、たった一人で既に何百、何千と…

ある少女とその兄はあることをきっかけに自分たちの存在の因縁と向き合うことになる。壮大な因果は様々な人物や感情、過去を巻き込んでいく…。虚~ホロウ~Project第1弾です。 短編…

虚無感に囚われた僕たちの風景は一体いつ終わりを告げるのか。

あなたに呼びかける、一つの希望が途絶える物語を─。 絶望と挨拶を交わし、虚無と未来を歩んでいく日常を、非日常として捉えて。 心ゆくまで入り込んで。 ＊ 初の小説投稿です。短編…

2015年に執筆した短編小説になります。当時のまま修正なしで載せますので、ところどころ読みづらいところがあるかも知れません。生きることに虚しさを感じている女子高生のお話です。

東洲斎＋洒落斎＝写楽。 寛政6年（1794）5月5日、歌舞伎役者絵28枚の版画で華々しくデビューしたが、9か月後144枚の役者絵を残し、風のように消えた東洲斎写楽。その氏素性・正…