「罪悪」を含む小説

　大学二年の冬、水島猛はいつも通りに一日を過ごしていると、普通ならありえないことに巻き込まれる。突然現れた駅。そこに訪れる、来るはずのない電車。そして、連れていかれる死神駅。目の…

捜査一課の刑事・西島は、５年前、誤認逮捕による悲劇で全てを失った。 罪悪感と孤独に苛まれながらも、ひっそりと刑事として生きる西島。 そんな西島を、更なる闇に引きずり込むかのように…

高野茉子がずっと会いたかった人は⋯⋯。

昔、告白して振られた相手と親友な幼馴染と付き合っている俺。 ある日、そんな幼馴染の親友と二人で話すことに。 そこで、幼馴染の親友が俺のことを好きだということを伝えられるのだった。…

死のいいところは、それが誰にも平等に訪れることだ。老いも若きも、男も女も、美人であろうとブスであろうと、才能があろうがなかろうが、確実に死は平等に訪れる……

高校二年生の『ぼく』は、許可なく廃墟に侵入し違法な撮影を繰り返していた。 とある廃校に忍び込んだ時、『ぼく』はそれを見つけた。 女子高生の死体だった。 初めこそ動揺した『ぼく』だ…

ビイベシリーズ　スピンオフ　BL番外編 輪湖（ワコ）兄弟三男・白光(しろひ)君が、兄弟たちを食わせるために身体を売っていた時代の話。 『踏破月刊罪悪／僕と。』にもちらっと出てきた…

誰しも思ったことがあるんじゃないかな。 キラキラした情報社会で自分はありふれたモブ人生なんだろうなって。 実はガラスの靴ってどこにでも転がっていて、それは千差万別なものなのかも…

他人の不幸を見て喜ぶという異常な性癖を持っていた中学生時代に罪悪感を覚える男。平凡なサラリーマンとなった現在、同窓会をきっかけに男の罪の意識は行き場をなくし――

深夜、使われなくなったオカルト研究部の部室で、消えた後輩を取り戻すために儀式を行う四人の仲間たち。儀式の最中に現れる黒い靄、鳴り響く逆再生の着信音、そしてスマホから聞こえる声。「…

藤野和実は仕事帰りに閉まっている酒屋の前で数人の少女らが誰かに暴行している現場に遭遇する。 巻き込まれて、命を脅かされるのを避けるため、被害に遭った人を助けなかった。 公園を通…

ビイベシリーズ続編いわばシーズン2。 『アダザムンライ』終了時から3年後。相変わらずひとりぼっち対策課の胡子栗(エビスリ)課長。どうしても部下(優秀)が欲しい彼は、県警本部長に直…

親友の彼女を寝取った。 それからというもの、俺は罪悪感を背負って生きていくのだった。

炎太陽は自分を庇ったことで足が不自由になった氷室月夜に対して罪悪感と友情を持ちながら日常を過ごしていた。そんなある日、超常能力を持つ人類の敵怪人が現れたことを示す避難警報が鳴り響…

子爵令嬢ソフィアは、とある出来事と謎すぎる言い伝えによって、アレクトラ侯爵家の若き当主であるオーバルと結婚することになった。 だがオーバルはソフィアに侯爵夫人以上の役目を求めて…

自分自身の性格が強すぎるあまり、時に現実を歪める超能力として表出することがある。僕を助けてくれた恩人から、そんな超能力を「重心《イドラ》」と言うのだと教えてくれた。 羨ましいと思…

大国クラッサ王国のアルバト国王の妾腹の子として生まれたアグネスに、婚約話がもちかかる。しかし相手は、大陸一の美青年と名高い敵国のステア・アイザイン公爵であった。公爵から明らかな憎…

緑谷樹は役所で働く樹木医。植物と話せるがゆえに奇異の目で見られることが多く、人付き合いは苦手だった。友人も恋人もおらず、アパートで植物を愛でながら細々と暮らす日々。そんなある日、…

第1回ルビーファンタジーBL小説大賞　応募中です。よろしくお願いします。 ※第11話・第14話・第20話・第26話は性的表現をしておりますので（軽いものも含め）非公開としており…

時は大正。北の地で生まれ育った小宮千晃は、帝都の大学に通うため瑛国生まれの貿易商ウィリアム・エイデンの屋敷で書生として世話になることが決まった。義母から虐げられてきた千晃は、帝都…