主人公・千晃くんの葛藤、感情が非常に丁寧に描かれていて、ものすごく引き込まれました。
そして、ウィリアムの千晃くんへの愛に胸が締め付けられます。
国が異なることもあり、二人は愛に対しての考え方や示し方も異なります。加えて、男性同士というのも千晃くんにとっては大きな悩みでした。
それが緻密に描かれていて、お互い想い合っていてもすれ違ってしまうのがたまらなく切なく、何度も背中を押してあげたくなりました。
けれど、二人はひとつひとつ、しっかりと乗り越えていき、絆を深めていきます。
しっとりと甘く、美しい物語です。
皆様もぜひ、読んでみてください。