「異能 幽霊」を含む小説

　最近、兄貴の様子が変だ。母さんや父さんはいつも通りだって言うけれど、ウチには分かる。 思い詰めた顔をすることが多くなったし、冷蔵庫のプリンだって手を付けない。絶対可笑しい。何か…

「お前母親の死の真相を知りたくないのか？」 母の死から2年後突如となく現れた少年に言われた一言。その黒幕を暴く為に彼らはひた走る。まるで時が瞬くように。

　怨霊や異界の神が跋扈し、それら化外が引き起こす祟りが災害として頻発する世界。 　霊を祓う「祓い師」の庚游理。彼女はただの地縛霊の除霊を「うっかり」古の邪神討伐にスケールアップ…

ここ日本は心霊大国である。心霊、と一括りにいっても、その定義の中身は様々だ。怪異、呪い、妖怪、幽霊、それら全てが日本を巣食う怨念である。それらを払うために国家単位で抗うべく、陰陽…

二章二、三話は改稿中。 ゆるっと和風ファンタジー×ミステリー ＊＊＊ 吉原一の美貌と教養を持つ　逢花花魁。昼間の彼女は男装の麗人、人情深い侠客浪人として賭博、盗賊、辻斬りの罪人を…

　人の目ばかりを気にして自分を隠してしまう 主人公陽一。そんな彼は"カッコいい"と出逢う。

花見町。名前からは想像がつかないほどに様々な謎の病や怪奇現象に脅かされている荒んだ町。その町には少し不気味な人形屋と探偵を掛け持ちしている天音雫がいた。町では様々な謎の病や怪奇現…

親戚を頼って家出した少年が、真綿で首を締めるように徐々にムラ社会に組み込まれていくさまをえがいた、ほのぼの青春物語です

　オレのいるこの世界はおかしい。 　本来創作物の中でしか存在し得ないはずの悪魔に魔物に異能と魔法、とどめに改造人間を始めとした生物兵器を生み出す悪の秘密結社とそれらへ対策をは…

土筆屋大悟（つくしやだいご）は陰陽師の家系に生まれた、ごく一般的な男子高校生だ。残念ながら霊能力はほとんどなく、辛うじて十年に亡くなり幽霊となった姉の声が聞こえるという力だけがあ…

　俺のノートには奇談が詰まっている。 「街角で見えないナニカが足にまとわりつく」 「電車の中で姿の見えないナニカに腕を引かれる」 　どれも友人が体験した不思議な現象だ。 　科…

　日本国ーーー首都　東響。 　数年前に起きた首都直下型地震により、東響は半壊状態。復興と同時に再開発の企画が立ち上がり、土木事業はこぞって競争を始めた。急速な発展に環境団体が反対…

★なごや幻影奇想シリーズ待望の新作長篇！　本作からでもお楽しみいただけます！ 　■　■　■ 　名古屋駅から名鉄あるいはＪＲで二駅。金山総合駅の程近く、とある雑居ビルの二階に、…

主人公、ジャック・デンバーは、百年以上前に殺人の濡れ衣を着せられ、処刑された英国人男性である。幽霊として現在まで存在し続けてきた彼は、ある目的のために世界中を渡り歩き、現代日本に…

　幽霊や怪異、そういった普通でないモノに悩む者達のお話。 　ある高校の女子生徒、『早瀬夏美』は常日頃から見えてしまう怪異の存在に怯えて生活していた。 　彼らは何処にでも居る。 …

　悪夢を消し去ってくれたのは、霊を祓う力を持った男だった。 　雪色の髪を持つ少女、雪勿《せつな》は毎夜悪夢で飛び起きる日々を送っていた。転校初日、雪勿黒蝶のような美しさを纏う男、…

ある理由により会社を辞めた小野秋生は、現在就職活動中。ある日、面接官に門前払いされた秋生は、帰途で美しくも不気味な男と出会う。 土砂降りの中、男と傘をともにすることになった秋生。…

　もとは、とある「私にしかできないこと」がお題の短編コンテスト応募用に書いたもの。 　また、当初はそんな予定なかったけど、こちらのやはりコンテスト用に書いた心霊ホラー系現代ファン…

　祓師。それは此の世に居残ってしまった魂たちを彼の世へ送る者たち。〈祓法〉と呼ばれる異能を振るい、霊を彼の世へ還す彼らは降臨が予言されたとある霊を討つことを目標としていた。 　彼…

小さな頃から幽霊が視えるボクは、ある日、不思議なお兄さんに出会った。