概要
守りたい人がいる。たとえ自分が生と死の境目にあっても。
主人公、ジャック・デンバーは、百年以上前に殺人の濡れ衣を着せられ、処刑された英国人男性である。幽霊として現在まで存在し続けてきた彼は、ある目的のために世界中を渡り歩き、現代日本にやって来た。一方、霊感が強いことで周囲から白い目で見られてきた若き女性刑事、矢野麻琴(やの・まこと)は、現場でジャックの存在に勘づき、人質としての立場から徐々にバディとなっていく。霊能科学者、神﨑礼一郎(かんざき・れいいちろう)の助けも借りて、妨害勢力である悪霊を退けつつ、『守るべき相手』に向かっていくジャックとそれを援護する麻琴。だが、悪霊たちの背後には、より強大な悪意の塊が控えていた――。
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