「異形（人外）」を含む小説

人と異形の愛が謳われた世界の話。 愛から生まれた子ども達の、距離感の話。 ――君に触れたりしないよ。壊してしまうもの ＊＊＊ ノベルアップ＋様、小説家になろう様でも同作品を掲…

人も通わぬ深き森の奥。 少年の求めに応え現れたのは この世のものとも思えぬ色香を纏った美しい姉妹。 異形の肉体を持つ彼女らは双面四臂――すなわち、宿儺であった。 ※一之巻 全９…

獣人種、鳥類種、昆虫種、混合種。様々な種族が生きている世界の端っこ。 名前も語られない学校の端の端に、二人しか部員のいない同好会が存在した。 コウモリのような先輩と、煙で顔が隠…

綺麗な満月の晩、とある貴族の末娘であるアリアの前にやってきたのは、骨頭の空賊だった。 彼はアリアを攫いに来たと言う。 しかしアリアは怯えることもなく、満面の笑顔で「かしこまりまし…

四季それぞれのどろりとした恋や愛のお話。

趣味として書きます

未来を予知できるが短命の「空読み」の少女ラスタラートは、 人の体にストームグラスの頭を持った、過去を見る能力のある「投影機」と出会う。 それぞれの目的の為、何でも願いを叶えてくれ…

勇者が魔王を倒してはや百数十年。 『人質』として各種族ごとに一体集められた魔族達は、変わり者の人間が経営する箱庭にて時を過ごしていた。

空のインク瓶が満たる話。 異形頭の出てくるお話です。異形頭すき。 第一回神ひな川小説大賞参加作品。 以前書いていた話と同じ世界観になりますが、一人が共通しているだけで今作の…

何を使うかは貴方次第。 出会いと別れは時の機運。 如何に在ろうと貴方は自在。 貴方が果たすべきはたった一つ。 溢れる物を、殺すこと。 これは、人の身を得た器物と、それを殺す人…

「殺伐感情戦線」の「翼」に参加させていただきました。 第二次性徴を迎えるのとほぼ同時に、背中から翼が生えてきた少女・琴美。高校生になった彼女は、成長と共に大きくなったその翼を…

腐れ縁の友人・坂本が持ってくるのは奇妙な気配を帯びたものたち。 人ならざる者との徒然なる交流の記録。満月との酒盛りに白木蓮の美女、喋る石狐と真夜中の墓場から出かける夏祭り、等々。…

苗花（ナエバナ） 異形の者にのみ根付き、その血肉を養分として成長する寄生生物。宿主の強い生存本能に反応し、死際の者に根付いた花はより鮮やかに咲き誇ると言う。 ---------…

　海街に越してきた少女・ミドリが出会ったのは、自らを１７９歳だと名乗る女性・ソラ。 　夕暮れの海辺でのみ叶う二人だけの静かな逢瀬。 「私は、私の色が嫌いよ」 　沈む夕日。寄せては…

小さい頃の僕は、銀杏の形をした飛行生物を『ドラゴン』と呼んでいた。 （Twitter企画『#君とドラゴン企画』寄稿作品／公開：2017.10.07）

　領主の屋敷に産まれた娘は、忌まわしき魔女の姿をしていた。父親によって『塔』に封印され、孤独と飢えに溺れていく。彼女に救いの手を差し伸べたのは、一匹の蜘蛛だった。 ※縦読み推奨…

普通の人間のハルは 普通じゃない奴らと四六時中一緒。 ヴァンパイア、化け猫、一つ目、ミイラ…。 しかも、性格もめんどくさい奴ら。 「あたしは何でここにいる？」

日本に溢れる魑魅魍魎。国はその全てを山手線の内側に封じ込めた。 その中の一人である『私』は、離れ離れになってしまった恋人を想いながら、今日も会社に出社する。

その町はいつからか、異形と人外の密やかな戦いの場となっていた。 影を奪うために人を殺す『影喰い』と、影を喰われても死なず、異能を得た『人外』。 二年前に『影喰い』に殺され、『人外…

唯一の肉親だった祖母を亡くし、天涯孤独となったエミリア。 エミリアは村の偉い人たちに言われて何年も続く天候不良の原因を探るため、魔物が出ると言われる危険な森へ行くことになった。 …