「殺伐百合」を含む小説

「殺伐感情戦線」の「刃」参加作品です 小さい頃からの親友・橙子ちゃんから笑顔が消えた。「わたし」はそんな橙子ちゃんに笑顔でいてほしくて……

四月二十八日水曜日午前七時六分前。 あたしはいつもと同じ目覚ましのベルの音に、いつもと同じようにたたき起こされる。 気分は最悪。 なにしろ八百六十万飛んで三十六回目の同じ日を、誰…

「殺伐感情戦線」の「魚」参加作品です。 小さなころからずっと飼っている人魚のメリューのために、わざわざ引っ越して、大きな水槽を買った「わたし」。手塩にかけて育てたメリューは、ほ…

怪獣との戦争に人類が勝利した「最良世界線」、怪獣と人類の戦争が終わっていない「最良世界線に隣接した世界線」 ２つの可能性で語られる、2人の少女の運命とは？ この短編小説は、…

夜の街を歩いていた私は、出会いたくない彼女に、出会うこととなる。

　冬将軍〈ジャック・フロスト〉は、実に勤勉なる博愛主義者に違いない。 　セント・ジェイムズやメリルボンといった、大英帝国が誇る偉大なるヴィクトリア女王陛下のお膝元のみならず、ロン…

暗黒星雲の中を進む宇宙船。生まれてから宇宙船の中で、何もない日々にうんざりしたふみは、同級生の朱里と一緒に宇宙船から逃げ出したが・・・ この短編小説は、僕が書いているダーク百…

殺伐感情戦線テーマ『暗黒』参加作です

「殺伐感情戦線」の「光」参加作品です。 隣の部屋のベランダから洩れてくる光。

第百十四回殺伐感情戦線、『光』作品です。 とある裏方と役者

「殺伐感情戦線」の「虫」参加作品です。 小さいころから、成長した今まで、いろんな虫が大好きな変わり者の「私」。幼馴染の真には気持ち悪いと言われてしまうが……

「殺伐感情戦線」の「退屈」参加作品です。 日曜日の朝も、すみれに喜んでもらえるように早起きして家事をこなす「私」。今日も腕によりをかけた朝食作りから。

頭良すぎてちょっと行動がおかしい「にゃっこ」。ソフトヤンキーと言われるけど根はやさしい「あっちょ」。ゆるふわ京都女子「やっちん」、名は体を表す「王子」、きょどりがちだけど人をよく…

「殺伐感情戦線」の「叫び」参加作品です。 根暗で地味、おどおどしているけど、すごく素敵な声――そんな凪紗の声を盗撮して、録音して聴いている「私」。だけど、もう一声欲しい。すごく…

殺伐百合アンソロジー、Edge of Liliesに寄稿した作品を加筆修正したものです。

【殺伐感情戦線第110回：お題「傾き」】遅刻 家業を継いだ兄が死んで2年が経った。義姉からの帰省の誘いを受けて、私はおよそ10年ぶりに故郷に帰る。 実家の縁側、その陰で、義姉が…

「殺伐感情戦線」の「再会」参加作品です。 高校のころのクラスメイトと、駅前の人混みでばったり。

街を騒がす連続女児殺人事件――その犯人は、女子大生・渦原四季だった。 少女のみを狙い惨殺する彼女は、とある美少女に出会い、一目惚れ的に白昼堂々犯行に及ぶ。しかし美少女――烏丸ユウ…

「知ってる？　共犯者って、この世で最も親密な関係なんだって。わたしの好きな小説に書いてあったんだけど」 主人公・仲川七海は、何の因果か大嫌いな女と大好きだった女の死体を埋める羽目…

人肉食百合アンソロジー第二弾に収録されたものの再録。