「打ち上げ花火」を含む小説

　夏祭りの夜、空を彩る打ち上げ花火。 　見上げる人々をよそに、彼女達は大輪の華を『見下ろして』いた。 「ねえ。持って帰って良いかしら？」 「いや、ダメでしょう。さすがに」 　キラ…

　クロノヒョウさんの自主企画 『第38回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画』に書き下ろしました。 　テーマは【最後の花火】 　企画ページはこちら。 https://kak…

※クロノヒョウ様自主企画「第38回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画」参加作品。 　人類最後の核弾頭。 　その一発が使われるとき、一つの歴史が終わりを告げる。

アーカーシャ魔導学園には、夏のイベントとして「花火魔法コンテスト」という行事が存在する。 基本魔法の一つである花火魔法を駆使して、如何に美しい花火を上げるかを競うコンテストだ。 …

夜空に咲いた打ち上げ花火。下から見上げる僕の隣には……。 ※PC版サイト推奨

ノベルアッププラスの企画モノで描いた作品になります。 「夏」をテーマにした５つのお題が出題され、それぞれに関する小説を描くというものでした。 全て１０００文字のエッセイになります…

大切な大切なあなたに珍しくねだられたのがぼくは何より嬉しかったんだ。 せっかくの機会だからと意を決して特別な贈り物まで用意していたのに。 それなのに、あなたは。

菊菜と香は幼稚園時代からの幼馴染。菊菜はモデルもしていたくらい、華やかで、人気もあって、自信もあった。一方香は、地味で、菊菜の事をすごく慕っていた。それは羨ましいとか、憎たらしい…

　あなたと会えるこの夏の間だけ、私のために小説書いて。 　僕は彼女のために小説を書くことになった。彼女から一週間に一度、お題を出されて、僕は決められた日までにお題に沿った作品を…

「夏祭りに行きたいんやけど」 世間知らずのお嬢様（？）の頼みで夏祭りへと駆り出される男子高校生の物語。 ※作者の他作品『「せつぶん」ってこうでしたっけ？』と舞台、キャラクタ…

夏休みに補習を受ける敦（あつし）は、教師から不思議な話を聞く。 その夜、彼は奇妙な夢を見た。一面の雪景色と、耳慣れない言葉を話す男。 行方不明の父を追い、敦は山へ向かう。 ●夏…

うだるような夏の日、アイスコーヒーの氷の隙間からふわりと文字が浮かび上がった。 自分だけに見えるその不思議な文字を、悠太はノートに書き留めてゆく。 少し不思議な体験と、行き場のな…

「お前ってさ、たまに海のほうを見てるよな」 友人からそう言われた建人（けんと）。 海が気になるのは、きっとあのひとのせいだ。彼女はまるで、白い桔梗の花のようなひとだった。 十七歳…

人は死ぬと打ち上げ花火になる。 その花火を打ち上げて、故人を偲ぶ。 中学の同じクラスに、サイトウという男子がいた。 サイトウは誰かの死である花火を「綺麗だ」と言った。 そして…

ノベプラで開かれている「夏の5題小説マラソン」で公開したものです。 お題は「打ち上げ花火」でした。内容は同じです。 「稀人オークと三十路の乙女」の番外編になります。 夏と言えば…

「夏祭りの花火大会で告白をすると成功率が上がる」 そんな噂を信じ、学（まなぶ）は片思いの相手に告白をした。 ところが、相手は『打ち上げ花火占い』をすると言い出した。 花火が打ち上…

不意に届いた音、そして光。 毎年行われる花火大会。 しかし思い返してみれば、最後に打ち上げ花火を見たのはいつの事だったか…

絵日記の中に描かれていた秘密基地。 高校生になった修一は、記憶を頼りにその場所を訪れる。 祖母の死、引っ越し、宝物の喪失。否応なしに変化してゆく周囲に翻弄される日々。 そして彼は…

ずっと一緒に過ごしてきた幼馴染がいる。 十年、一緒に見た恋人同士は必ず幸せになるという打ち上げ花火がある。 幼馴染と一緒に見たのは十年前。そう、今年で十年目だ。 俺は今年、誰…