「奇譚？」を含む小説

ジャンルを問わず、奇妙な話を一口サイズでお届けしていく予定。 タイトルは（仮）としたとおり、もしかしたら変えるかもしれない。 何卒宜しくお願い申し上げ候。

　織部菫は友人の片岡アルカと夏祭りに行き、怪物と遭遇する。 　危機迫る二人の前に現れたのは、同級生の継片昴生。彼は現代では存在を認知されない魔術師だった。 　三人に待ち受けるの…

　深い霧の中、事故に遭った宮部郁が、同じ研究室に所属する江間、福地、佐野、菊田、寺下と共に辿り着いた先は、化け物のうろつく異界の森――祖父の故郷だった。 　言葉も文明も環境も何も…

　雑貨屋「五十鈴屋」で働きながらゲームを趣味としている、何処にでもいるような青年、五十鈴裕昌(いすずひろまさ)は、保護猫カフェで片前足のない黒猫を譲り受ける。黒音と名付けた愛猫は…

「novel首塚」企画の参加作品です。 青い髪に無精髭、派手な柄シャツに左耳にのみ揺れる大きな金魚のピアス。凶悪な眼光。強い見た目の怪しい叔父さんこと御剣弥命(みつるぎみこと)…

鬼をあるべき場所へと還す者。 人は彼らを「オニカエシ」と呼ぶ。 西洋化する時代の闇に潜む魑魅魍魎たち。 桜の下に棲む兄妹、消えた子供たち、神さえも喰らう者。 帝国陸軍属オニカエ…

　メリーさんの電話、それは捨てられし人形が主を呪い殺す為に舞い戻る怪異。 　しかし、それは元ネタではなく、彼女の正体はとある一人の少年を愛するヤンデレだった！？ 　魔界の人形「メ…

明路四十五年。赤い月の落日によって人々の生活は脅かされ始めた。片田舎の小さな村、そこに住まう人々全てを石に変えた少女──異能者の出現によって。 やがて幕を開けた泰生時代。激動の…

杜の宮原市の僻地、青葉ヶ山に住む少年、朝山ホムラ。 共に暮らす祖父や分校の友人たちに囲まれ、田舎で平穏な日々を送る普通の小学六年生――だった。 連日、杜の宮原市内で人を襲う熊の…

ホラーなのか何なのか？とにかく奇妙な話ばかりの短編集。

印象に残りにくい顔。 それがその男の特徴といえば特徴だった。 ヒューマンにエルフにドワーフ、それに獣人など雑多な人種が行き交う街では特に目立つことはない。 強いていうなら…

春から高校1年生になる人見万里愛（ひとみ・まりあ）は、声楽家になる夢を叶えるため、両親と離れて暮らすことに。保護者としてフランスから叔母がやって来る手はずだったのだが、その叔母は…

大学講師の草平は『民属学』という新しい学問を拠り所にして、書生の犬八と共に、あらゆる境界が溶け合い混然一体となる明治時代の東京を、不可思議を求めて闊歩する！ これは架空の明治…

現代日本の片田舎、七五三で氏神様にお参りするため観魂神社へと向かう少女・鈴鹿千歳と両親は神社のある山に到着した。 麓で車を停め、先に母と千歳の二人で神社までの石階段を登っていく。…

　中国初の長期統一政権・漢王朝が、遂に崩壊し始めた動乱期。 　戦いの前に塵（ちり）と化す人の生命。それでも塵たちは己が全精力を以て、懸命に舞おうとする。 　見えぬ涙と声なき怨嗟…

　なぜか異世界から現代に迷い込んでしまったリヒトが慣れない現代社会に戸惑いながら何とか生き抜いていくお話です。

〚遥か昔、霊獣の住む地に貧困に耐えかねた世捨て人が一人、また一人と姿を現した。 行く宛は無くただ死を待つだけの彼等を不憫に思い憐れんだ霊獣は、其の力を土地を与え給うた。 　　　　…

【守りたい人がいるのなら、護るために戦え】 陸上自衛隊所属の自衛官である日本一は謎の飛翔体の衝突により命を落としてしまう。 身体を焼かれ、砕かれ、確かに死んだはずだったのだが…

　"三力"とも呼ばれる三種類の強大な力を持つ者がはびこる世界。 　一つ、それは"妖力"。二つ、それは"能力"。三つ、それは"数式"。 　ある者に力があれば、それを行使するのもそ…

霊感があり『巻き込まれ体質』の東雲が、就職を機に京都へ越してきた。 大家の勧めで近所の「伏見稲荷大社」へ挨拶参りへ伺うと、そこに居たのは小さくなったお稲荷さまで……！？ 神様に眷…