「和風神話ファンタジー」を含む小説

巨大な八つ首の大蛇・オロチによって故郷を失った少女シノ。 シノはオロチを倒すため、古き神々の力を手に入れる“神降ろし”と呼ばれる儀式に挑む。 しかし。 「控えよ、愚かな人間ども…

神話に登場する神々が顕現し、世界中の国や人々がその争いに巻き込まれてから五十八年。神に選ばれた人間《真神-スピーラー-》と人工的に作られ異能を得た《偽神-ジャンク-》、そして力を…

我々が住む日本から遥か西に位置する欧州の国ギリシア。 今から三二〇〇年前。その地に強大な勢力を築き上げていたミュケナイ王国の姫イピゲネイアは、ある日いきなり父に呼び出される。 …

甘い香りと、藤紫。 どこを探せど陽光は見当たらない。天は覆い尽くされ、視界は全て、甘い香りの源である藤の花。その藤花の群生から、ひらひらと舞い落ちる藤色の花弁。それが行き着く先は…

『ときめきの中華・和風恋愛小説コンテスト』応募作品です。 ――昔、渇きに喘ぐ村を雨呼びの力を持つ青年、雨神様が救った。 そんな建国伝説の残る国、天叶国（あのうこく）。 弱小豪…

記憶をなくし、山の上で孤独に機織りをする娘みち。日照りの続く夏の日、突如現れた大男に殺される。死ぬ間際、彼女は失っていた幸せな記憶を思い出す。幸福だった昔に帰りたい。無念のあまり…

以前書いていて、途中で燃え尽きた話の焼き直しです。 和風な小国の姫と、それを守る幼馴染の少女が戦争に巻き込まれるファンタジーです。

藤元鏡子は、長く続けた仕事を失い、ようやく住み込みの家政婦の仕事を見つける。 その屋敷は山深い場所にあり、不気味な場所だった。そしてそこで鏡子は女主人によって唐突に殺され、冥界に…

天象が読める風神の末裔・夕星は、ある日故郷と許婚を失う。 姿のない近衛・葉隠に助けられ、落ち延びた筑紫洲。 そこで大国を統べるのは、日の神の末裔の巫女・日向大王だった。 大王に仕…

冷良は『良い男』に憧れる少年である。ただ、雪女である母の血のおかげで、外見は絶望的なまでに女らしい。 しかも不運が重なり、巫女として女神に仕える羽目になってしまう。 当然、男であ…

　妹と一緒に訪れた三輪山の頂上で不気味な声を聞いた天野颯は下山を急ぐ。しかし、三輪山を下りたはずの二人の前に現れたのは、登山口の神社ではなかった。 　あてどなく彷徨う二人はやがて…

騎美都桃（きびつもも）は十六歳の誕生日に、大伯母からお伽界（おとぎかい）へ行って鬼退治をするように言われる。 いきなりそんな鬼退治なんていう格闘系のアトラクションに出ろと言われて…

一家心中に巻き込まれた斧田澪〈レイ〉はこの運命に納得がいかなかった。死にたくないと願い、山奥をさまよっていると鳥居のようなゲートを見つけ、大太刀を持った装束の男、蜂〈ハチ〉に導か…

度重なる天災や戦争、疫病などにより、人類は大幅にその数を減らし、地上は瘴気に覆われ、生命の根付かない土地となり果てた。生き残った人々は、結界に守られたわずかな土地で細々と暮らして…

スサノオの子孫である朝日奈家と一七夜月家は、八岐大蛇が封印された祠を護り続けている。しかし、長い年月を経てその封印は弱まりつつあった。 朝日奈家で唯一スサノオの力を継いでいる千早…

これは、とある神話の物語。 架空の島【天描島】には島の長と長の代わりに島を取り仕切る三人の統治者がいた。この物語は百年の業に縛られた統治者の後継者の行く末を綴った日記である。

美しい嘉乃と皇太子である清原王 二人は偶然、東宮御所の庭で出会って、恋に落ちた―― タイトルは「あまがけるうるわしのくに」と読みます。 和風ファンタジー×あまあまのラブストーリ…

～『女』を隠す男装女子と、男の娘だと思い込む主人公のラブコメファンタジー～ 男子校に転校してきた男装女子の月岬佳弥と、何の変哲もないただの巻き込まれ高校生・弘田虎守。 二人で神…

とある国の主神である神樹は、五百年に一度自身の分霊を花嫁として皇族に賜る。 しかし長い年月の間に全ての土地を治めることに成功したその国は、神樹の花嫁によって統治すべき未開の地が残…

龍弧国は、帝が統治する大国だ。 都は華やぎ、貴族たちがしのぎを削る。そして、帝に取り入ろうと後宮へと娘を入内させていた。 主人公・真兎（まさと）の幼馴染の月草の君は、そんな政治…