「切ない 人外」を含む小説

切なくてダークな和風あやかしファンタジー小説。 神社の境内を一人の少女が訪れる。 彼女はいつも絵馬を片手に、一心に何かを願っている。 そしていつも「また、来てくれへんかっ…

私、朝霧志保は妖怪を見る事ができる。妖怪の……友人だっている。 だけど、私達が一緒にいられる時間はもう残り少なくなっていた。私の中にある妖怪を見る力は、次第に失われつつあった。…

その日は土砂降りだった。所謂ゲリラ豪雨。幸いにも仕事が休みな主人公、新城司はアパートの自宅で暇と争っていたのだが、ラジエルと名乗る天使がずぶ濡れでやってきて……！？ 「人のことを…

ビルの屋上から飛び下り自殺をしようとしている女子高生は空を泳ぐように飛ぶ人魚が出会った。 異質な者達の切なくも悲しい人間じゃない者達の人間ドラマ…のつもりです。 こちらは加筆版…

　明日なんて来なければいいのに―― 　少女マリーは引っ越し先の古い屋敷で物置部屋に取り憑いている亡霊と出会う。継母と姉から虐められる日々の中、彼の現れる夜だけがマリーの心の救いだ…

～前作、前々作。『ハーピーは街道に似合わない』『コハンの記憶とその重量』に続く、『現代妖魔転生シリーズ』の三作目になりますが。今作からでも問題なく読めます。～ 未練を持った人間…

　ブラック企業で心の荒んだIT土方の男。 　異世界の魔女はその心の冷たさを咎め、彼を不死の魔獣へと変えた。 　彼が人間に戻り、元の世界へと帰るためには、『真実の愛』を学ぶ必要が…

自分はありきたりな、ごく普通の人生を送ってきたと自負する高校生・紗季。 彼女が突如出会ったのは…人間でも、ケモノでもない「なにか」のシイ。 触れ合うことのできない二人が紡いでいく…

ずっとわかっていたんだ。小学生の時から仲が良くて、幼なじみ同然の美冬とは、いつか別れなければならない時が来るって。 人ではない俺は、これ以上美冬といてはいけないから、あの日をきっ…

『彼女はいつも嘘を吐いた』 笑って嘘を吐く彼女をいつも見ていたロボットくんのお話。 短編です。 ※※ノベルアップ＋さんのロボット三原則コン参加作品 ※※ 本文中に載せてあるロ…

『筆致は物語を超えるか【雪を溶く熱】』参加作品です。 切ないお話を目指しました。

とある地方、四国はカガワで働く社畜女性 篝（カガリ） 彼女には四年に一度出会える人外な友人がいた。 その友人との切ない物語と、人が考えさせられる…否、考えねばならない現実を描いた…

あの世への水先案内をする死神の姿は、死者や死期が近い者にとって最も大切で会いたいと思う者の姿に見える。 しかしそんな存在がいなかった少女には死神自身の姿が見えた。 「なら大切な…

短編1話完結です。 出来るだけ読み易い作品を、と作りました。 トカレフ、という操り人形(傀儡)職人の少年と、アリア、という少女が織り成す純粋なラブロマンスとなっております。

放浪の旅をしていた画家崩れの青年ロディは、冬のある日、とある辺境の街に辿り着く。 余所者への風当たりが強く、宿もないという街の状況に途方に暮れるロディだったが、ただ一人、街外れの…

寒い寒い冬の日、幼い少女セイランジュは、大好きなお母さんを亡くしました。 「お母さんはね、お星さまになったんだよ」 泣きながらお父さんが指さしたのは、淡い薔薇色のお星さまでした。…

「こ、こんにちは、瑠璃琥珀堂です。……お届けものをおもちしました」 　不思議な店「瑠璃琥珀堂」に迷いこんだ気弱な少女、結がすることになったアルバイトは、なんと人ではない「化生の…

夜しか開いてない喫茶店のマスターには秘密がある。紫陽花の花と赤い傘、鮮明に思い出したのは一体いつになるんだろう。血を吸わない吸血鬼が営む喫茶店と、その秘密を知った押しかけバイト女…

どこかの地球で出会った、ヒトと”ヒトでないもの”の悲劇。 立場の違う二人の、切ない恋物語。 ヒトは何のために生まれて来たのか?　 ※前作「真夜中の食卓」と同じ世界観となります。…

魔界から落とされた人外の者たちが働くレストラン “Trick or Treat” が舞台となるTwilight Alley（黄昏の路地）シリーズ。 本作は、同シリーズの『僕はそれ…