概要
知ってしまうことで失ってしまうモノもある
あの世への水先案内をする死神の姿は、死者や死期が近い者にとって最も大切で会いたいと思う者の姿に見える。
しかしそんな存在がいなかった少女には死神自身の姿が見えた。
「なら大切な人なんて良かったわ。だって死神の姿を見れる人間なんて、きっととっても特別よ」
本来出会うことのなかった、孤独な少女アリシアと彼女から友達として振舞って欲しいと頼まれアーサーと名付けられた死神。
交流の中でアリシアは少しずつ孤独を埋めていき、アーサーは今まで知らなかった感情を知っていく。
このお話はアリシアが死ぬまでの間の短い物語。
※他のサイトにも掲載してる作品です。
しかしそんな存在がいなかった少女には死神自身の姿が見えた。
「なら大切な人なんて良かったわ。だって死神の姿を見れる人間なんて、きっととっても特別よ」
本来出会うことのなかった、孤独な少女アリシアと彼女から友達として振舞って欲しいと頼まれアーサーと名付けられた死神。
交流の中でアリシアは少しずつ孤独を埋めていき、アーサーは今まで知らなかった感情を知っていく。
このお話はアリシアが死ぬまでの間の短い物語。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!『出会い』と『別れ』の切なさがぎゅっと濃縮された物語。
死ぬ間際の少女・アリシアの元にやってきた顔なしの死神。死神の顔は本来、『大切な人』の顔に見えるのだが、アリシアに顔は見えなかった……。
そんな不思議なスタートを切るこの物語。最初から惹きつけられ、最後の最後まで、読者を離さないです。
死神がアリシアと出会って、変わって行く様を繊細に描いていたのが良かったです。アリシアもまた、変わっていくんです。
互いが互いに影響しあって、変わっていく。この作品の最大の魅力だと思います。
だからこそ、ラストがとてもとても切なかったです。あんなに丁寧2人を描いて置いて、ラストがこれかと思わず唸ってしまいました。してやられた、と思いました。描写力の素晴らしさを…続きを読む