「ターミナル」を含む小説

巨大ターミナル駅で過ごす日々。

東京国際空港の出発ロビーで、人の往来をぼんやり眺めている娘は四ヶ月の身重だった。娘は恋人との結婚の約束があったのだが、うまくいかなかったのだ。行き先も定まらないまま外国へ行こうと…

羽田空港国際線ターミナル。一平は展望デッキでジャンボジェットの白い機体が灰色の空に消えていくのを見ていた。 「僕……タカさんの死んだ恋人に似ていますか？」 一平は、帰国したカメラ…

初のSF作品に挑戦です。 主人公は数年ぶりに日本に帰ってきた。ターミナルで1人の少年に声をかけられたことで彼の運命が変わり始める……。 ENDがふたつあります。

宇宙で商いを営むジェシカは仲間たちと協力して青いダイヤモンドを手に入れた。 だが、宇宙船の出発を待つターミナルで宇宙海賊が騒ぎを起こしてしまう。 ジェシカの脳裏にかつての恐怖がよ…

XXにセカイが巻き込まれた。仕事に生きる中年女性。絶望に生きる文学少女と彼女に焦がれる者。世界の裏側の人生を選ぶ者。彼女達は迷い込んだ。 あなたはどこにいる？ 救済に辿り付くた…

ごく普通の高校二年生丸井裕二は、これまたごく普通の、それでいて幸せな生活を送っていた。 そんなある日、友達とゲーセンに入った時だった。隣にいたはずの友人が消え、周りを見るとそこは…

「コロコロ……」 と、嬉しそうに音を立てる相棒のスーツケースを引きながら、羽田空港第２ターミナルビルの中を散策した。２０１５年８月１５日、私の初めての一人旅はもう始まっていた。 …

日本有数のターミナル駅、渋谷 その駅前に存在する世界で最も有名な交差点でもある渋谷スクランブル交差点 そこで起こる惨劇が人類滅亡に至る最初の一歩だった。 人類の敵は横断歩道。 …

「フクロウさんだって切り札くらいヨユーでなれちゃうんですよお！」 　幽霊のフクロウさんが、池袋の切り札として、誰かを助けるお話。 フクロウの街、池袋で。

夢月七海さん主催の自主企画「同題異話・二月号　　それでもこの冷えた手が(https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054888384843 )…

駆け出し雑誌記者の眞木誠司は、取材に走り回る日々を送っていた。多くのメディアが血眼になって報じるのは、二週間前に起きた脳死患者の臓器強奪事件。所属する雑誌編集部でも取材に日々駆り…

近未来の地球によく似た星の出来事。 主人公は地下洞窟で迎撃態勢を取っていた・・・筈だった。 しかし、突如として景色が変わり、気が付いた時には上空３００ｍへと飛ばされていた。 なん…

今まで書き溜めた詩を載せます。 全て１ページ完結。たまに改稿することもあります。 § ポジティブな「陽の章」 § ネガティブな「陰の章」 § テーマ別の「綴の章」 から、気分に…

とある鄙びた駅。 本来は中型宇宙船が通るべき、塗装の剥げた重力制御装置の道に、 当然といった顔で滑り込んできた一頭の白銀の龍。 駅長の少女は龍に名を問う。 「そこの船舶、名前は…

二十一世紀も半ばを超えたころ、先進諸国にはいくつもの大きな問題がのしかかっていた。 途上国の核問題、大国の自国至上主義政策、そしてとまらない少子高齢化。 国民の四割近くが高齢者に…

自分の人生を振り返ってみようと思う時、どのように振り返り、どのように書き残すか。 いろいろと考えてはいいたが、なかなか思いつかなかった。 ある日、電車を乗り換えるときに、すること…

魔法と科学の混在する世界。 一人の少女は“偽りの”姉と共に自然あふれる郊外で魔法を利用し暮らしていた。 一方でコンテナターミナルを管理し治安維持を行う科学組織部隊がいた。 科学派…

帰宅部の男子高校生が金髪の少女によって異世界に飛ばされ、非日常に巻き込まれて行くお話。