概要
駅を出るとターミナルの側道に機械仕掛けの腕がいた
夢月七海さん主催の自主企画「同題異話・二月号 それでもこの冷えた手が(https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054888384843 )」用のお話です。
ある日、駅を出た男性が、ロボットアームと出会うお話。
ある日、駅を出た男性が、ロボットアームと出会うお話。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!触ったら、確かに冷たいかもしれないけれど。
男性が駅前で出会ったのは、ロボット……の、腕?!
そう、腕です。アームなんです。腕だけ、なんです。
この腕だけのロボット君が、何よりも可愛らしいんです。
この小説の大きな見所かもしれません。
ロボットだから誰かの役に立ちたいけど、やることなすことがどうにも上手く
いかない。男性と共に試行錯誤する様が可愛い!
でも、役に立たなければと必死に思う姿が、いじらしいを通り越して
心苦しくなりました。
その果てに、ある職につくロボット君。
そう来たかと驚きましたが、これ以上の天職はないだろうと、納得の冥利に尽きます。
また、ロボット君を拾った男性も優しい。
ロボット君を大事に思っていることが…続きを読む