「波とともに」を含む小説

　俺の名前は六波羅。 　『きさらぎ駅』に棲む正体不明の少女と一緒に、怪異に対峙する仕事をしている。 　怪異に関して困ったことがあれば俺に電話してくれ。 　出るかどうかは分から…

　最近は何でも値上げ値上げ……。誠実をモットーにする我が社にも、ついにその波が。 　お得意には、ご説明させていただかなければならないが、暗い話になってはいけない。 　よし、最大限…

夕日がふたりだけの島を照らす。 波の音だけの世界に、ふたりの声が重なる。 今日も変わらず日は沈む。 きっと、明日も―― 777字 /////////////////////…

KAC2023の第５回お題「筋肉」参加作品です。 ＜打ち寄せる波の数ほど＞ 打ち寄せる波のように永遠に繰り返す、その繰り返しがあってこそ極められるなにかがあるのかも知れません…

　夜の海はよく冷える。桜のそろそろ咲く町の砂浜は波音ばかりが響いている。春はまだ遠い。海はなおさら冷えていることだろう。砂浜に立って海と向き合っている青年が一人いた。海の向こうの…

季節の変わり目。夜の魔術師は魔術の要素を拾うために夜の森へと出向き、かの森の魔女と出会った。 ◇ 沫たつ時波の物語シリーズ https://kakuyomu.jp/users…

人間とAIが暮らしている話です。 □完結済 □近未来日常系 □「小説家になろう」「カクヨム」「ハーメルン」にマルチ投稿しています。

プロサーファー　海堂翠華 ハワイで行われた大会で優勝を果たす。 しかし、大会後に子供が離岸流に巻き込まれる事故が起こる。 子供を助けるため、大波に向かう海堂。 今まで戦ったこと…

対話体で繰り広げられるちょっとSFなBL ぐちゃぐちゃになってるけど読める読める。

小学生の頃、家族で出掛けた先で迷子になり、ある事件の被害者になった私。 無意識に記憶のトリガーになる本屋を避けていたようだった。 避けていたはずのその場所に向かったら、当時の記憶…

　白織　綾人は幼少期の頃の影響と高校一年の文化祭のイベント、そして自分が入っている部活のせいで学校である不名誉な名称で呼ばれていた、『白雪姫』と… 　ある日の昼アップルパイを喉に…

　おじさんが営む本屋さんは、きょうで閉店します。 　やっぱりきょうもお客さんは一人も来ません。 あきらめかけたころ、小さな姉妹がやってきます。 　おじさんの本屋さんの…

主人公の魂や感情、悩みや痛みをしとしととした文体で描く短編集。ネガティブな感情をそのまま肯定するお話が多いです。 陰鬱さのある、美しい文章、描写が持ち味。 全話完全独立なのでご興…

焼肉屋店主、咲多 ナオは金曜の営業終了後、異世界召喚に巻き込まれる。それもなんと店ごと！？ 猫耳娘と共に、チートスキル［オリジン］を駆使して環境を整え、異世界で焼肉屋を開店…

ロシアで現実に配備が進んでいる核魚雷ポセイドン、アメリカや日本にも迎撃することが不可能、放射能を含んだ高さ500メートル(東日本大震災の津波の50倍)の大津波が関東平野、大阪平野…

紗雪は、個別指導塾の講師だ。夫を事故で失い、大学生の息子・翼と二人暮らし。慎ましいが、翼も二十歳になり、それなりに幸せな日々だ。 ある日、塾の生徒から紗雪へ向けられた一言が、彼ら…

「自分ノ触覚デ見サセテヨ、コノ世界ノ価値。写真ヤ言葉ダケデナク、コノ触覚デ」 　黒いローブで身を隠す少女は、老人にそう頼む。 　眼球代わりの、触覚を揺らしながら。 　変異体。…

⚠️この作品は自害、殺人、希死念慮の描写を含みます。 ⚠️ハッピーエンドとは言えません。 【登場人物】 梅原優士(うめはら ゆうし)：自分に自信の無い元会社員。後輩が犯した会…

森の魔女は、人間の文化に「花贈りの日」というものがあることを知った。大切な人に花を贈り、感謝や愛を伝える日だ。 ゆえに彼女はメッセージを送る。 夜の魔術師を呼び落とすため。 彼に…