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あの日を超えて

あの日を超えて

香坂 壱霧

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★61
21人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 柚月なぎ
    931件の
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    ★★★ Excellent!!!

    懐かしい"におい"と共に、あの日の記憶が甦る――――。

    小学四年生の夏。

    ショッピングモールの本屋さん。

    突然、「私」に声をかけてきたのは、かつて「先生」だったひと。
    先生は親とはぐれ、本屋にいた「私」を連れ出し、ある場所へと向かった。
    そこには、十四才の家出少女、「アヤメさん」がいた。

    「私」は家に帰りたいと言う気持ちにはならず、自分に良くしてくれる「アヤメさん」と、彼女をなんとかしてあげたいと思っている「先生」との、奇妙な同居生活が始まった。


    作者さまの感性が際立つ、現代ドラマジャンルの、短編小説です。


    少女はなぜ、記憶の欠片を辿り始めたのか。
    彼女が記憶する"におい"に、どんな意味があるのか。
    先生はなぜ「アヤメさん」のために色んなものを犠牲にしたのか。

    その意味を知る時、もう一度読み返したくなる、そんな作品です。


    ゆっくりと心に余裕のある時に、じっくり読んで、その世界観を感じでいただけたらいいなぁと思います。

    • 2023年4月8日 13:11