「見たくない 短編」を含む小説

見れば見るほど奇態な超短編。ヤクザの部屋で寝具を食いちぎり、腕がどこまでも伸びるコヨーテにファンシーな植物園に出没する毒を吐くアルパカ…不定期更新の夢のメモ書き。

眩い葉を揺らす木々をみて、青い空を見て、足元に咲く花を見て。 感じること。 それは、とてつもなく幸せなこと。 ＊＊＊ 小説を読んで、何か感じていただけると嬉しいです。

冴えない自転車修理工のカーマインはレインメーカーことハットフィールドに憧れ、虹を好きに作り出す機械「マシン・イリス」を開発し、レインボーメーカーと名乗って興行を始めるが………

空（そら）には恋人がいた。しかしある日、突然の自殺によって失ってしまった。彼女がよく口に出すのは、「私が死んだら世界が幸せになるのかな」というものだった。きっと彼女はそんな思い込…

数ある体毛の中で、髪だけが特権的に成長を続けること。 古今東西のあらゆる文化圏で、髪の毛が神聖視されること。 これらは偶然ではない。 かつてヒトは、髪によって己の意識を送受信して…

若い科学者キニーネは研究所から追い出されそうになった折、悪魔と名乗る老紳士と出会い、魂を代償に大きく運命を変える。 それから10年、小賢しい彼は魂の支払いをせずに済む方法をどう…

金里将太は２０１０年の６月初旬の夜に不思議な夢を見た。それは昔、飼っていて死に別れたオウムのケン吉が出て来る夢だった。３年振りの再会に感激する金里ではあったが、ケン吉の方には特に…

人間は、融通が聞かない。 好きなように話せないし、興味のないことを聞かなきゃいけない。 それに空気を読まなきゃ嫌われるし、距離感を考えなきゃ嫌われる。 何より、会いたい時に会…

ある日、「神様が認知症で地球の管理ができなくなったため、一旦すべてを引っ越しさせる」という内容の話が降って湧いた。何が起きるわけでもない、ごく普通の少女から見た、引っ越しの話。

高校生の篠宮侑果は、ある夢を見た。ベラと名乗る女性は、侑果に、人を大切にしろと言った。侑果は以降その女性の言葉通り、人を大切にした。そんなことから始まる、ちょっとした嬉しい誤算の…

　「ね、どうしてこんな雨の中で歌っているの？」 　そうやって問われたのは、他に誰もいない橋の上。 　 　ずぶ濡れでギターを持った僕は、さっきまで歌っていた姿勢のまま固まって。 …

見てしまったのか。 奴を！！！

(3000字の短編) 地味で真面目で控えめで…頑張ってる彼女。私と同期の彼女…かすみちゃん。いろいろあって会社を辞めた。アパートで暮らして仕送りして…お金ないって。頑張っても職場…

　兄と物理の好きな双子の姉と、姉大好きな妹と。飛行機しか見てない兄を追いかけて、やって来ました北の大地。 ちょっとおかしな兄弟愛の、短編です。 　 　兄の目的、妹の手段　-空飛ぶ…

ある老画家に死期が迫っていた。 画家は死ぬ前にある女に会いたいという妄念に支配され始める。 それは昔から彼の絵に描かれる正体不明の女だった。 当てにならない記憶を元に探索を…

正月の帰省中、実家の押し入れの奥に見つけた「星のカービィ スーパーデラックス」。 何の気なしに中のデータを見てみると、一つだけ、「クリア率99％」のデータがあった……。 普通であ…

隣の席の小鈴さんが俺のノートに好意を書いてからかってくる話。

世界を救ったヒーローたちに知られることのない、二人だけの物語。その最後に少女が見たものは――？　七話完結。

自主企画【三題噺 #63】「朝」「視線」「影」の為に書きました。学園ホラーミステリー第三弾です。妙な視線を感じると生徒会長から相談された主人公がその正体を探る物語。前の二作が読み…