かつて田尻智氏が「パックランドでつかまえて」という私小説の中で、『マリオブラザーズ』を気になる女の子と一緒に遊ぶエピソードを書いていました。思えば僕たちゲーム少年は、いつの時代も女の子と一緒に遊ぶ理由を探していたのかも知れません。
1996年、小学6年生のひと夏の思い出。青い恋心。太陽と月を巡る冒険の中の、たった一つの忘れ物。あの時代に『カービィスーパーデラックス』を遊んだ人には絶対に読んでほしい作品です(知らなくても丁寧な解説なので大丈夫なはず)。
バックアップ電池は数十年の時を超えます。あなたの押入れの中にも、あの頃の思い出が今も生きているかも知れません。