「奇妙」を含む小説

初投稿です。 奇妙な体験をしたので紹介させてください。

五分後に雨が上がったら、発射台に虹がかかるかもしれない。 大勢の人が、大切な人と同じピクニックシートを分け合って、同じ方角を眺めている。 発射の時間が近づくにつれて、それらの眼差…

『ソーセージを待つ間に』 手作りソーセージが完成するまでの間、静かにお茶を楽しもうとする主人公。しかし、酔っ払いのおじさんや奇妙な訪問者たちが次々と現れ、平穏な時間は大混乱に！…

俺、水戸川　奏気は気づけば見知らぬ森にいた。 そこには俺を襲う化け物が居て、それを簡単に屠る化け物も居て。 なんとか森の中で生き延びる術を手に入れた俺は奇妙な縁でウサギのよう…

残業で疲れ果てた帰り道、突然のスコールに見舞われた男は、道端で泣き崩れる少女を見つける。だが、近づくたびに少女は消え、雨は次第に強まる。現れては消える少女、強まる雨、そして冠水す…

坂口龍之介27歳はコレクターだった。圧倒的武器防具と衣服の量を誇る大作レジェンダリーファンタジーを自分のキャラにスケベな服を着せたいという想いのみで全ての武具をコンプリートした男…

自分が生まれる前にあったという大戦争。 それによって生み出された厚い雲によって覆いつくされている”空”。 かつて世界がどんな姿をしていたかは知らないけれども、うっすらとした閉塞感…

神が住むとされる島・天水（てんすい）。 それを空に擁する大地・楔原（せつげん）。 その北限の小さな村に、今年最初の雪が降る。 村で育った少年・由稀（ゆうき）は、森でひどく美し…

完全自動運転の実現した近未来。人気の乗用車リジョンドの売りは自動運転中の事故ゼロという安全性。だが、その安全性には奇妙な噂もつきまとっていた。オーナーが次々と行方不明になっている…

「立ち食いうどん」 立ち食いうどん屋で天ぷらうどんを食べていた女性が、気づくと周囲から人が消え、異様な雰囲気の中で奇妙な体験をする。不思議な現象に巻き込まれた彼女は、現実と夢の狭…

「明日の夜明けまでに私を相模湾に移送してください」 ――二〇〇八年夏、私は予備校の夏期講習で彼女と出逢った。銀河政府の地球調査用人工生命体だと自称する彼女は、私に奇妙な依頼を持…

　夢の中で心霊写真を撮るのだ、と訴える男。 「座敷童」の出る旅館。 　それらを取材した「わたし」の見た奇妙な夢。 　そこに、いるのは。 　

猫山真吾は北九州市で探偵事務所を営んでいた。その探偵事務所へ秋のとある日に１つの奇妙な依頼が舞い込んで来る。依頼主は桧山弥生という若い女性で、なんでも６日前から死んだ筈の夫の声が…

初めまして、天川裕司です。 ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。 また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。…

「この学園の迷い森には、人を喰らう魔法生物がいるらしい」 世界有数の魔法学校で囁かれる奇妙な噂。 その真相を確かめるためにジョージは友人と共に立ち入り禁止の「迷い森」に入るが……

文字通り「記憶をなくした悪魔」と「幼稚園児らしい女の子」が、ちょっと奇妙な街のあちこちをうろうろするだけの話です。ひょっとしたら『笑う死美人』のスピンオフかも･･･？ 気の向いた…

　地底人のスイは、一度も空を見たことがない。 　大昔、突然変異により現れた「新人種」によって絶滅寸前に追いやられて以降、スイの祖先「旧人種」は地の底に身を隠してきた。 　思うよう…

高校野球の地方大会決勝戦でパスボールをしてしまった椎名と、そのバッテリーを組む幼なじみの梨原。野球部での厳しいいじめに遭い、退部を決意した矢先、二人は突如として異世界へと転移して…

顔に女性器を持つ一角獣、タコだけが打ち上がる街。 大正時代に活躍した作家・菊亭寒原が遺した、各地で蒐集された怪異譚をまとめたもの……という体の短編集です。 文体はかなり前時代的な…

　引きこもりの少年が、強靭な肉体と天才的な頭脳を持つ殺人鬼に目を付けられ……そこから始まる恐怖の日々を描いた物語です。幽霊やゾンビや奇妙な現象はありませんが、グロい描写や不快な描…