概要
東洋幻想世界を舞台にした、罪と罰、喪失と奪還の物語
神が住むとされる島・天水(てんすい)。
それを空に擁する大地・楔原(せつげん)。
その北限の小さな村に、今年最初の雪が降る。
村で育った少年・由稀(ゆうき)は、森でひどく美しい男・深涯(みはて)に出会った。彼は聖地を囲う地・龐樹(ほうじゅ)を目指して来たという。
だが龐樹は十数年前に繭状のものに覆われて以来、近づくことはできなくなっていた。
深涯は言う。自分はその上空、天水から落ちてきたのだと。
そのころ村では井戸に異変が起きていた。
井戸についても、また天水へ帰る道についても、対処ができるのは青家当主・慶栖(けいす)しかいないと知らされ、由稀と深涯は当主を探す旅に出る。
雪が融ける春までには戻ると約束して。
王の使命を負う少年と、神との縁を継承した男。
ふたりは奇妙な絆に繋が
それを空に擁する大地・楔原(せつげん)。
その北限の小さな村に、今年最初の雪が降る。
村で育った少年・由稀(ゆうき)は、森でひどく美しい男・深涯(みはて)に出会った。彼は聖地を囲う地・龐樹(ほうじゅ)を目指して来たという。
だが龐樹は十数年前に繭状のものに覆われて以来、近づくことはできなくなっていた。
深涯は言う。自分はその上空、天水から落ちてきたのだと。
そのころ村では井戸に異変が起きていた。
井戸についても、また天水へ帰る道についても、対処ができるのは青家当主・慶栖(けいす)しかいないと知らされ、由稀と深涯は当主を探す旅に出る。
雪が融ける春までには戻ると約束して。
王の使命を負う少年と、神との縁を継承した男。
ふたりは奇妙な絆に繋が