私達が知っている、竹取物語も桃太郎。それは、改竄されたお伽噺だった。これこそが、真実の物語。
なぜ、物語は改竄されたのだろうか?そこには、知られてはならない秘密が隠されている。歴史の勝者にとって、かぐや姫は月に戻ったことにしなければならなかった。 桃太郎は、無事に鬼退治しなければならなかった。
そう考えれば、何となく謎が解けてくる。しかし私は、これ以上謎に迫ることは出来ない。
私はこの日、夢を見た。背は小さく子供ほどで、体は薄っすらと光っている。だが、容姿や格好は思い出せない。
そして私は囲まれて、何かをされた。これ以上踏み込んではならないと、それだけは分かる。
もう私は、何も出来ない。ただ、この謎を解き明かす者が現れることを、そっと待つだけ。せめてもの抵抗として、このレビューを残す。
あらすじ欄に惹かれ、一気に読了。
第1話を開いた瞬間に一驚き。
ルビの量が尋常じゃない。
なぜそうなっているのか。
なんと本文を古典語で書いているのだ。
ルビが現代語訳である。
そして1話目後半で二驚き。
いきなり斜め上の展開になり、続きが気になる。
最新話まで読み終えて三驚き。
全話にクスッと笑える要素が盛り込まれていて、継続して面白いのだ。
一貫して本文を古典語で書いているとなると、ルビに充てる作業量は膨大なものだ。それなのにここまで一切の間違いがない。
内容をよく練り、投稿前によくよく見直している著者の丁寧さがうかがえる。
古典語の知識と並々ならぬバイタリティをお持ちのようだ。
引き続き更新を待ちたいと思う。
というのを全て古語で書きたかったけど諦めました。