奇妙な声

天川裕司

奇妙な声

タイトル:奇妙な声


ある日、私は友達の家に遊びに行った。

その友達はオカルト好きで、

その日も変なことをしてみせた。


「…何やってんの?」

ユキ「おぉおぉおぉ…」

「…ねぇ、なんなのそれ?」


ユキはずっと低い声で何か唸っている。

ユキ「おぉおぉ…フフ、この声出してるとさぁ、幽霊が寄ってくるって本で読んだことあるんだ♪」


「…はあ?」

ユキ「ほんとかな〜って思って、試してるんだ♪」

「まぁたそんな事してんの〜?もうイイ加減やめなよそれ〜」


こんな事ばっかりしてるユキ。

でもその日…


ユキ「おぉおぉおぉ…??おぉぉぉぉぉ…」

何となく様子が変だった。


「……?ん、どしたの?…ユキ?」

ユキ「おぉぉぉぉぉ… おぉぉぉぉぉ…」

その発声をやめない。


「…ねぇユキ?ね、どうしたのよ?」

ユキ「おぉぉぉぉぉ… おぉぉぉぉぉ…」

あまり無視してそんなことを続けるもんだから

これはただ事ではないと私は駆け寄ろうとした。


「ねえ、ちょっと…きゃあ!!」

するとユキはその場にバタン!と倒れた。

「ユキ!?ねえ!どうしたの!?」


それから病院に搬送されたユキは、

その後もずっと目を覚ますと

「おぉぉぉぉぉ… おぉぉぉぉぉ…」

と言い続けていた。そして4日後に…


「どうして…まさかほんとに…」

あらぬことを考えていた。

その時ふと窓のほうを見ると、

何かがババッと落ちて行った気がした。


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=DBYeqD1MhBg

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奇妙な声 天川裕司 @tenkawayuji

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