「平安」を含む小説

　人として生を受けながら、鬼の当主として覚醒した姫、桔梗。 彼女は人を捨て、鬼姫、珠華として。鬼の当主、酒吞童子として生きることを誓う― これは、愛を忘れた鬼姫が、常世の鬼と結ば…

古くは平安時代から続く戦の話。

『建礼門院右京大夫集』には、都落ちの後に資盛と手紙のやりとりをしたことが記されています。 それをもとに、資盛の視点でお話を書きました。 #平有盛　#平行盛　#院政期 © 20…

【あらすじ】 平安時代、御堂関白こと藤原道長が生きていた時代、道長四天王の一人、平井保昌はある想いを抱き、悩んでいた。宮中で見かけた和泉式部のことが気になって仕方なかったのだ。保…

〈pixiv、百合文芸4に参加した作品になります〉 　幼い頃から勤めていた斎宮を母の急逝により、退下することになった綏子であったが、今度は父の言いつけ通り、後宮に入内することにな…

四神。古代より伝わる東西南北の方角を司る、青龍、白虎、朱雀、玄武。 その力を行使し、現代の世に於いても穢れを払う四つの家があった。 これは、四神をその身に宿す者達の、愛と友情の物…

　千年語り継がれる不朽の名作『源氏物語』も実はツッコミどころ満載！？ 　源氏物語をはじめ、平安時代の古典をより楽しむためのエッセイです。現代とは全く異なる家族の形態、暮らしの様…

昔書いたお話や、ごく短い短編を集めました。 どのお話から読んでいただいても大丈夫です。 随分と古いのもありますが・・・ 花と蜜蜂：時は平安。浮き世も知らぬ姫の世界は、小さいな…

　昔、男ありけり。 　この出だしを典型とした、平安初期の文学作品をご存知……なのは、古典に親しみを持っている方か、学校などで勉強して見聞きした方くらいだと思いますが。 　かくいう…

『枕草子』の出来事を定子様側から見た百合。 定子様×清少納言さん。 むしろ定子様→（長く太い）→清少納言さん。 時々行成君とかもいるよ。 （他サイトにも掲載しておりますが、本人が…

文学好きな男子高校生、直江俊平はある日突然平安時代にタイムスリップしてしまう。 宛もなく1200年前の街を歩いていると一人の少女に出会い、一目惚れ。 なんと俊平が惚れた少女はかの…

平安時代を生きる男と、平成時代を生きる女。 夢で出会った2人は、果たして時代を越えて出会うことが出来るのだろうかー？

【あらすじ】越前国は甲楽城の渡しで船頭を営む塩次のもとに陰陽師と山伏が喧嘩しながらやってきた。船頭は厄介事は御免、はやく対岸に渡って休もうと、渡し賃をもっていた陰陽師だけを乗せて…

変な事書いて火達磨になっちまう皇族・貴族は結構居そう……。 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベ…

時は室町、戦乱の世の日本。 人食い鬼が出ると噂の山で、男は不思議な白装束の旅の坊主と出逢う。 道中、坊主の口から語られるのは、賽の河原で出逢った一人の子供と鬼の物語。 所詮此の…

小説を書くにあたってミュージアムや史跡を巡り、いろんな本を読んでいます。「ほう！」とか「へえ！」とか新鮮な驚きでいっぱいです。自分が知らない世界に出会えるのは、とーっても楽しくて…

綾姫の侍女　香奈の邂逅

陰陽師として陰陽寮に所属する前の安倍晴明。 大舎人寮に所属している頃の宿直帰りに、瘴気が濃い山中へ足が向く。 そこで出会ったのは、群れから弾かれた一匹の獣だった。

頼りにしていた家族達に先立たれて呆然としていた宮家の姫、珠子のもとへ、見目麗しい公卿である中納言兼左近衞大将の惇長が現れ、契約結婚を申し込んできた。さらに陰陽師の安倍彰親にも求愛…