概要
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな
【あらすじ】
平安時代、御堂関白こと藤原道長が生きていた時代、道長四天王の一人、平井保昌はある想いを抱き、悩んでいた。宮中で見かけた和泉式部のことが気になって仕方なかったのだ。保昌は式部に「恋よりも恋に近しい」という文を書いた。そして、保昌以外の人たちは、保昌のために動き出す――「恋よりも恋に近しい」を成就させるために。
【登場人物】
平井保昌:本名、藤原保昌。武人。道長四天王のひとり(残りは源頼信、平致頼、平維衡)。
和泉式部:恋に生きる歌人。宮中に女房として出仕。同僚に赤染衛門がいる。娘は小式部内侍。
藤原道長:言わずと知れた御堂関白。でも関白になったことはない(御堂関白はあだ名)。
袴垂(はかまだれ):盗賊。「今昔物語」や「宇治拾遺物語」にその名を残す。
源頼信:河内源氏の祖。道長四天
平安時代、御堂関白こと藤原道長が生きていた時代、道長四天王の一人、平井保昌はある想いを抱き、悩んでいた。宮中で見かけた和泉式部のことが気になって仕方なかったのだ。保昌は式部に「恋よりも恋に近しい」という文を書いた。そして、保昌以外の人たちは、保昌のために動き出す――「恋よりも恋に近しい」を成就させるために。
【登場人物】
平井保昌:本名、藤原保昌。武人。道長四天王のひとり(残りは源頼信、平致頼、平維衡)。
和泉式部:恋に生きる歌人。宮中に女房として出仕。同僚に赤染衛門がいる。娘は小式部内侍。
藤原道長:言わずと知れた御堂関白。でも関白になったことはない(御堂関白はあだ名)。
袴垂(はかまだれ):盗賊。「今昔物語」や「宇治拾遺物語」にその名を残す。
源頼信:河内源氏の祖。道長四天