保昌と和泉式部のじれじれ具合や、花盗人のシーンが素敵でした!道長さんのキャラが最高すぎます。私は時代小説を結構読むのですが、こちらは全然堅苦しくなく、現代もののようにすらすら読めました。作者さまの筆具合が絶妙なので、読みやすいのに平安時代ならではの雰囲気もたっぷり楽しめます!
深い時代考証に、文の構成、全てが「さすが 」の一言。歴史小説を書かせたらカクヨム上一,二を争う四谷軒様の作品。是非御一読あれ!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(177文字)
歴史上の楽しい逸話を掘り起こすのが上手い著者による、とても素敵な物語です。恋多き女、和泉式部は有名ですが、こんなエピソードがあった事は知りませんでした!藤原道長、赤染衛門が思いがけない形で登場し、クスッと笑いたくなってしまいます。歴史上の人物がとても身近に感じられるストーリーです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(438文字)
時は平安、舞台は京の都。藤原道長に仕える武人が、誰もが知る女流歌人・和泉式部に出会う!読者は、まず、解説文で度肝を抜かれます。摂関政治の代名詞というべき藤原道長が、実は、関白になっていない!!豊富な知識に裏打ちされた、奔放な四谷軒ワールドの始まり、始まり!