「どこにでも」を含む小説

どこかにいる人たちの、声についての考察。

ベランダで煙草を吸っているとたまに現れるあの人はいつもどこかに怪我をしている。

Twitterでお見かけしました、綺想編纂館（朧）さん（ @Fictionarys ）の小説企画に参加しています。 https://twitter.com/Fictionarys…

山本麻里子は大股で歩いていた。怒りのオーラを感じた通行人は無意識に道をあけ、邪魔のはいらない道をどかどかと進んで行った。 お怒りモードであっても麻里奈の美貌に陰りはない。彼女は…

以前に公開した、忘却の海～白き記憶の中編バージョンです。 内容も若干変えていますので。一度ご覧になられた方もよろしければお読みください。 この話はある意味において前衛的な作品に…

どこの時代かどこの国か誰も知らない。 どこにも無い。ただ彼の生きた証を記そう。

【短いあらすじ】 倫理観の低い荒れ果てた世界。 全ての戦いは巨大な人型マシンで決する。 突然この世界に飛ばされた四十代のおじさんが碧眼金髪の美女と共に自分専用の人型マシンを駆り活…

勇者として異世界に召喚されたケイタは魔王を倒す使命を果たすためにがんばるのが常識ですよね。 非常識のカリスマケイタはどこに向かうのか。

モンテシエナ中立魔法保管銀行。 そこは世界のどこの国にも属さない特殊な銀行だ。 金さえ積めばどんなものでも預かるその銀行には、日々さまざまな客が訪れさまざまな訳ありの物品を預けて…

あの日から、僕はたった一人に心を奪われている。 生まれた時から、私はただ一つだけを見ている。 それぞれの、一途で、どこか切ない『想い』のお話。

社会人の朔は日々の生活に不満を覚えていた。それでも耐えていたけれど、その不満は爆発する。彼の声に応えたのは魔王と名乗る、謎の男だった。

蒼くん…紅ちゃんの彼氏。彼のことをよく知る人物は、いない。 紅ちゃん…蒼くんの彼女。蒼くんの異変に気づいた。 玲くん…蒼くんたちの親友。カラフルなものが好き。5人の中で一番でかい…

誰が好き？恋してる？嘘情報！？絶望・・・。カップル成立？結婚する？そしたらどうなる？どこで再開する？歳をとったらどうなる？展開がわからない！物語

新婚の夏希と高宮。結婚して数か月が経ち夏希は赤ちゃんが欲しい！と思い始めて… 【主な登場人物】 加瀬(高宮)夏希…ホクトエンターテイメントクラシック事業部の社員。社長秘書の…

今から七年前に――。 ストリング帝国と反帝国組織バイオナンバーの戦争――後にアフタークロエと呼ばれる戦争が起きた。 結果はバイオナンバーの勝利に終わり。 その後、反帝国組織…

彼女にフラれ、絶望真っ只中の大学二年生の「俺」が夜の街を歩いていると、美しいがどこか人を寄せ付けない雰囲気の二人の男──ハルマと優吾──に出会う。 ひょんなことから彼らと親交を深…

酷く美しい女性だったことを、今でもよく覚えている。コーラルピンクで彩られた唇がわたしの名前を呼ぶ瞬間のためだけに通い続けた洋品店は、今ではもう色褪せたテントにその名前を残したまま…

　どこかの学校の軽音部に通う、後輩と先輩のお話です。 　後輩――摩夜（まや）、主人公、高校二年生。ギターがやたらと上手い。先輩のことが好き。 　先輩――相澤（あいざわ）先輩…