その手に見えるは機械装甲
コラム
#1
「……部屋が、
学校から帰ってきたミックスは、自分の家に戻るなり
それは部屋
ミックスが住んでいるのは、
とはいっても、国が
「よかった。今日の
そして、中を
それよりもまず見るべきものはあるだろうと言いたくなるが。
彼の部屋には
――なのだが、ミックスは散らかされた部屋からあるものを
「あぁぁぁッ!?
そこにはボロボロに
両親はなく、兄と姉と三人で
彼は今すべての生活
もう時間的に銀行は閉まっているので、キャッシュカードを
これから
それからガクっと
「でもまあ、こんなもんだよね……ハハハ……」
そして、
着ていた学校
「うん? あれって……?」
ベランダに人が
ミックスは手に取っていた本を床へと置き、ひとまず考えることにした。
あれが自分の部屋を
ならば、どうして逃げずにベランダで倒れているのだろう?
「まさか……
両
国が作った学生寮とはいっても、ここはどこにでもある
そんな
よほど
「うちは貧乏だからお金はありませんよ~。誰にも言いませんから早く帰ってください~」
そして、倒れてる人物へ小さく声をかけると――。
「へっ? 女の子……?」
ベランダにはミックスと同い年――十五
しかし
なぜ自分の部屋にミリタリールックの女の子がいるのだ。
ミックスが
「
声をかけても
どうやら気を
ミックスはこのままにしておくわけにもいかず、少女を
「それにしても……
運びながら、気を失っている少女の顔を
彼は少女の顔を見ながら、また独り言を呟いていた。
そして
「誰なの……あんた……?」
「い、いや、その……わ、わたしはですね……」
それは、どう見てもベットで横になっている女の子に、男が襲い掛かろうとしている絵面だった。
ミックスは
「キャァァァッ! ヘンタイッ!」
「
ミックスが彼女へ
少女の
その
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