「ただなんとなく」を含む小説

小学五年生の松村　琴葉（まつむら　ことは）は、昔からよく誰かにひざまくらで頭をなでられる夢を見る。 そんな琴葉が学校帰りにした寄り道で山の中に入ったとき、苔むしたほこらを見つける…

なんとなく書きたくなって書きました。 星埜銀杏は、こうして出来た的なアレですので興味のある方だけ。

　一人暮らしを始めたばかりの青年、新里一樹（あらざと　いつき）は、いつまで続けて行けるかわからない、ぎりぎりで宙ぶらりんな生活を謳歌していた。 　志望校の美大に落ち、その反動で実…

六本松和樹が異世界転移してから約１か月。彼は宿屋の下働きとして布団部屋に寝泊まりして住み込みで働いていた。 気付けば、異世界に転移していたものの、元々やりたいこともなかったし、な…

　私は自分が誠実な人間だと思っていた。不誠実な両親を見て育った私は、誠実であろうと常々思いながら生きてきた。 　そうして、夫と出会い、娘も授かり、幼いころに憧れた家族を手に入れ、…

「私は普通に過ごしたい。」 「いや、君は普通に過ごすことができないよ。」 ―世界を救った3年後、俺は普通に過ごしている。 　　　―魔法使い 　　　　　　　　　　　　　　　　　…

コンセプトは千葉恵吾相手の夢小説（あくまでコンセプト）。 平凡なOLが明らかに遊び人の妖しい男・千葉恵吾にズブズブと沼ってしまうお話。 れをんさん作の『オカルト文芸部』に登場す…

想像が多分に入った、あまり感じない話です。

かつての世界でうだつの上がらない人生を送っていた山田拓朗は、死後に異世界へと転生する。そこで彼を待っていたのは、剣と魔法の世界だった。 その世界で彼は「ケイン」となり、いわゆるチ…

カレンダーの紫陽花の写真。 PCの授業から始まった会話。 体にまとわりつくジトっとした湿気と、空を覆う灰色の雨雲。 毎日をなんとなく過ごしていた人の、思い出した夢の話。

小学4年生になって、京都に近い大阪の小学校に転校になった。 家に入ったら、なにかしら霊のような存在を感じた。夜、部屋で寝てると、なんとなく誰か女の子に優しくギュッと抱きしめられて…

ジャンルは特定せず短編を公開していこうと思います。 なんとなくなんでもありな感じです。 短編集と正反対の長い長い話「黒のシャンタル」というファンタジーも書いています。 よろしけ…

アパートの隣同士で住んでいる。主人公の久遠　永吉《くどう　えいきち》と従妹は星場　木葉《ほしば　このは》。 　一緒にゲームをしている中、木葉が登場してきてきて、それでなんとなく木…

　主人公の僕は平凡な高校生。幸せでも不幸せでもない僕は、日々の生活に生きづらさを感じている。 　しかし、眠れない夜になんとなくつけた音楽番組で彼に出会い、僕の心が動き始める。 …

「人間は誰しも演じていると誰かが言った。実際その通りだ。所属しているグループの空気を壊さないため、親の期待に応えるため、そして大切な人を守るために、人々は自分を偽り、皆の理想の『…

数年前、おそらくなんとなく書き出した物語の欠片。今となっては、これがなんのジャンルに入る予定だったのかすら分かりません。

不良社員の俺は― 『クソ仕事』に邁進中だ。もうすぐウチの会社のお荷物である森の観測所に『クソ隕石』が落ちてくるのだ。 『クソ隕石』を迎撃するのも楽じゃない。なんせ交代人員は逃げや…

高校卒業式の帰り道。 ユミは、同級生のヤコと高校生活最後の通学路を歩く。 ちょっとしたきっかけで、なんとなくつるむようになった二人。 他に友達もできず、唯一の友達になった二人。 …

なんとなく学校にいけない中学生の僕。不登校になってついに一か月を迎えた日、眠れなかったため、深夜にコンビニに向かうことにする。 そこで出会ったのは、奇妙な狐のお面をつけた男だった…