「KAC」を含む小説

段ボール箱はある日配送先の猫に気に入られてしまう。早く資源ごみとして捨てられたい段ボール箱と、お気に入りの段ボール箱を手放したくない猫の話。

小学生の頃、飼っていた熱帯魚の水槽にそいつは突如として現れた。 フリフリと揺らす二股の尾に大きな二つの目。 初めて見るその姿はまるで怪獣のようだった。

copilot「箱屁ごっこという遊びは、人が箱の中に入り、順番にオナラの音を真似して笑い合うシンプルなゲームです。箱の中でオナラの音を出すことができたら、次の人の番になります。音…

ブレザータイプの黒い制服は、箱嶌一華にとっては枷だった。それでも、彼女は制服を脱がない。ときにそれは、他に代えがたい鎧でもあるから。

風邪で休んだたかし君。しかし先生はたかし君の代わりを箱にさせるという。そこに唯一疑問に思い怒る小学三年の悠斗は思わず拳を強く握りしめる。

『新世界旅行社』のような異世界旅行業界は、旅行以前に異世界を発見する冒険野郎の存在を前提にして初めて成り立っている。旅行社の代表はその仕組みを新入りに説明する。一方代表のよく知っ…

普段は誰とでも明るく接することができる。それでも恋愛はめっぽう苦手で、中々思いを打ち明けられない。そんなときに僕は、箱の中にある“アレ”に気持ちを映しだす…。 〈登場人物〉 葉…

五十年近く前、東京・秋葉原駅前には日本一の野菜と果物の卸売市場があった。 そこでは今は嗅ぐことのできない街の臭いが確かにあった。

「怖い映画を観たら一緒に夜を過ごそう」　番外編 　おおよそ真面目な女子大生であるカヌキさんは、無類のホラー映画好き。そんなカヌキさんは、大人っぽいけれどちょっとばかしワガママなミ…

箱庭の住人たち。いつも天変地異に困っている。外の世界は、どうなっているのか、今はまだ、知るよしもなかった。 箱のお題で書いてみました。タイトルが平凡なため、変更しました。

私の家には奇妙な部屋がある。 仏間の隣にある和室なのだが、さして広い家でもないのに物も置かれず、かといって客間として使われることもない。なぜかそこだけ、がらんどうのままただただ放…

大切なものをしまっておくための、触れることも見ることもできないもの。 KAC2024 3回目参加作品。 お題:箱

「ボックス、ボックス」と咳をした。

『処分してほしい端末がある』 よくある依頼だが、回収に向かう直前に急用が入ってしまうとは予想外であった。しかし、その程度では慌てない。こういう時は素直に外部を頼るのが一番の近道…

　猫好きには絶対に許せない思考実験「シュレディンガーの猫」。 　それは量子力学の「不確定性」を説明するために使われる鮮やかな比喩なのだが。 　これ、「猫」と「箱」じゃないとダメで…

　【KAC20243】『箱』参加作品。 　 　私は、１２歳の時に。お祖父ちゃんから透明な箱を託された。 　ガラスかアクリルで出来た透明な箱。 『託されたトコロで。私にはただの透…

【KAC20243　参加作品】　テーマ　「箱」 仁川透琉は先日企業主催のコンテストに出した製作物が準優勝する通称ロボニクス研の部長。 パソコンを使ってのプログラミングも、新しい…

ゴミ屋敷で足の踏み場もない女子高生の部屋に男が片づけにやってくる！！